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抗原によるT細胞活性化にともなう遺伝子発現の誘導制御機構

Research Project

Project/Area Number 04833002
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 分子細胞生物学
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

宮武 昌一郎  千葉大学, 医学部, 助手 (30239420)

Project Period (FY) 1992
Project Status Completed (Fiscal Year 1992)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1992: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Keywords転写制御 / リンフォカイン / T細胞活性化 / シグナル伝達系 / GM-CSF
Research Abstract

1、T細胞活性化にともなうGM-CSF遺伝子の活性化に必要な領域として転写開始点より-41塩基(bp)から-49bpの領域が必要であることが示され、CLEOと命名した。
2、Jurkat細胞核抽出液を用いたIn Vitro転写系においてもCLEOが転写活性に必要であることが示された。ゲルシフトアッセイにより、-42bpから-49bpの領域に結合する蛋白質(NF-CLEOa)と-46bpから-53bpの領域に結合する蛋白質(NF-CLEOb)を同定した。これらの蛋白質の完全精製には至っていない。T細胞の活性化に伴い、NF-CLEObは増大するが、NF-CLEOaの発現量は変化しない。
3、T細胞で誘導される他のリンフォカインであるIL-4とIL-5や、サイトカインであるG-CSFのプロモーター領域にもCLEOと相同性を持つ配列が見いだされた。さらに転写因子Ets1およびEts2の結合配列として見いだされた、ポリオーマウイルス、MSV、T細胞受容体α鎖のエンハンサー内の配列とも相同性を持つ。これらの配列の中で、ゲルシフトアッセイにより、IL-4、IL-5およびポリオーマの配列には、NF-CLEOa及びNF-CLEObが結合することが示され、NF-CLEOa及びbがT細胞活性化の際のリンフォカインの発現誘導に共通に働く転写因子であることが示唆された。Ets familyの蛋白質の共通部分を認識する抗体はCLEOa及びCLEObのDNAに対する結合を阻害することからEts familyの蛋白質であると考えられる。ヒトEts1およびEts2をCMVプロモーターにつないだプラスミドとGM-CSFプロモーターにCATをつないだプラスミドをJurkatなどのT細胞に導入したが、残念ながらどちらの転写因子もプロモーターへの影響は見られなかった。
4.T細胞ハイブリドーマ2B4にEts1遺伝子を導入しstable transformantを樹立したが、活性化に伴うリンフォカインの産生には変化が見られなかった。今後Ets familyの他の転写因子を用いて、同様の実験をする必要がある。またNF-CLEOa及びbの精製とcDNAクローニングをおこなう。

Report

(1 results)
  • 1992 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Shoichiro Miyatake: "Characterization of the Mouse Granulocyte-Macrophage Colony-Stimnlating Factor(GM-CSF)Gene Promoter:Nuclear Facters That Interact with an Element Shared by Three Lymphokine Genes-Those for GM-CSF,Interleukin-4(IL-4).and IL-5" Molecular and Cellular Biology. 11. 5894-5901 (1991)

    • Related Report
      1992 Annual Research Report

URL: 

Published: 1992-04-01   Modified: 2016-04-21  

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