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日本近世社会の身分格式・儀礼・名前を東アジアの比較文化史的観点から研究すること

Research Project

Project/Area Number 04J02887
Research Category

Grant-in-Aid for JSPS Fellows

Allocation TypeSingle-year Grants
Section国内
Research Field Japanese history
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

堀田 幸義  東北大学, 大学院・文学研究科, 特別研究員(PD)

Project Period (FY) 2004 – 2006
Project Status Completed (Fiscal Year 2005)
Budget Amount *help
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Keywords身分格式 / 儀礼 / 名前 / 身位 / 書札礼 / 禁字 / 受領名 / 呼称 / 近世武家社会 / 仮名(通称) / 官途状 / 百官・受領名 / 生・老・死
Research Abstract

これまで仙台藩の武家を対象に身分格式・儀礼・名前といった三つのテーマについて、その実証的研究成果を随時公表してきた。平成17年度は、それら旧稿に加筆・修正を施し、新稿を加え、一冊の研究書としてまとめ上げる作業を行った。同書各章の概要は以下のようなものである。第一章は、武士たち一人一人の身位がどのようにして構成されているのかを独自の家格制を有する仙台藩を事例に考察したものである。仙台藩では近世中期になり役職序列に家格のヒエラルヒーをも考慮に入れた「役列」が制定され、日々の生活を営む上ではそれに基づき個人の身分的な取り扱いが決定されていたが、それは様々な生活規制の基準ともなっており、日々遣り取りされる文書の書札礼規定について述べたのが第二章である。第三章は、仙台藩が家中の名前を対象に実施した禁字法令の創出過程とその歴史的背景について論述したものであり、同法令の問題を他地域の事例と比較検討するため、付論にて諸藩における法令の存否を確認しその大まかな内容把握を行っている。仙台藩伊達家では17世紀後半から家中や領民の名前に関する様々な政策を実施していくことになるが、その一つに「受領名・官名」を禁止する法令がある。こうした法令が出されるに至る政治的・社会的な背景を概観・素描し、幕藩権力による支配が人名に与えた影響について探ったのが第四章である。第五章は、当主制が貫徹することになる近世武家社会にあって各「家」成員は日常的に何と呼ばれていたのか、仙台藩主家や同藩給人高野家の各「家」成員の呼称を素材に、「家」内秩序と関連づけで考察したものである。
また、武家の一生と儀礼についての研究を行う準備として、『伊達治家記録』を使って「生・老・死」と儀礼に関する記事のデータベース化を試みており、今年度は「老」・「死」部分についての作業を行った。同作業は来年度以降も継続していく予定である。

Report

(2 results)
  • 2005 Annual Research Report
  • 2004 Annual Research Report

URL: 

Published: 2004-04-01   Modified: 2024-03-26  

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