Project/Area Number |
05151008
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Research Category |
Grant-in-Aid for Cancer Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
帯刀 益夫 東北大学, 加齢医学研究所, 教授 (10099971)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
丸山 光生 京都大学, ウイルス研究所, 助手 (00212225)
北村 幸彦 大阪大学, 医学部, 教授 (70028520)
井川 洋二 東京医科歯科大学, 医学部, 教授 (40085618)
山本 雅之 東北大学, 医学部, 講師 (50166823)
石井 俊輔 理化学研究所, ライフサイエンス筑波研究センター, 主任研究員 (00124785)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥18,000,000 (Direct Cost: ¥18,000,000)
Fiscal Year 1993: ¥18,000,000 (Direct Cost: ¥18,000,000)
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Keywords | c-myc / c-myb / c-maf / c-kit / 細胞分化 / 癌遺伝子 / ES細胞 |
Research Abstract |
細胞分化の決定における癌遺伝子の役割について、特徴ある細胞分化系において、癌遺伝子産物が細胞分化の制御にどのように関与するかの分子機構を解析した。まず、c-MycやIdなどHLHモチーフをもつ転写制御因子が血球分化の決定に負の因子として働くことを示し、これらと直接相互作用をする因子の遺伝子クローニングを行い、MIDA1と呼ぶ遺伝子を得た。MIDA1は分化の決定時にその発現が転換し、増殖の正の制御因子として働くことを示した(帯刀)。c-Mybと直接結合して負の調節をする因子Lassinをクローニングし、これが増殖の制御をすることを示した(石井)。赤血球分化の特異的転写因子であるNF-E2は、45kd蛋白とmaf癌遺伝子産物とが会合して配列特異的にDNAに結合して転写の制御を行うことを明らかにした。また、同じく赤血球特異的転写因子であるGATA-1の造血幹細胞から分化する際の発現のパターンを解析した(山本)。胚性幹(ES)細胞からin vitroで造血細胞へ分化誘導できる系の開発を行い、多分化能をもち、赤血球へと分化誘導可能な細胞株を樹立した(井川)。白斑,貧血,不妊などの症状を示す変異マウスの原因遺伝子であるc-kit(受容体型癌遺伝子)とそのリガンドであるSlの変異を遺伝子レベルで詳しく解析し、多様な変異のパターンがあることを示した(北村)。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)