Project/Area Number |
05151019
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Research Category |
Grant-in-Aid for Cancer Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
浅野 茂隆 東京大学, 医科学研究所, 教授 (50134614)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小澤 敬也 東京大学, 医科学研究所, 助教授 (30137707)
渡部 好彦 京都大学, 薬学部, 助教授 (90109075)
新津 洋司郎 札幌医科大学, 教授 (10045502)
斉藤 英彦 名古屋大学, 医学部, 教授 (20153819)
内山 卓 京都大学, ウイルス研, 教授 (80151900)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥22,000,000 (Direct Cost: ¥22,000,000)
Fiscal Year 1993: ¥22,000,000 (Direct Cost: ¥22,000,000)
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Keywords | がん / 遺伝子治療 / 遺伝子導入 / レトロウイルスベクター / アデノウイルスベクター / リポソーム法 / 細胞移植 / 抗腫瘍免疫 |
Research Abstract |
1.遺伝子導入法の基礎検討:レトロウイルスベクターとアデノウイルスベクターの比較検討を行ったところ、後者は遺伝子発現持続期間が短いものの、遺伝子導入効率は優れていた。また、HVJ-リポソーム法によりアンチセンスオリゴヌクレオチドを血管平滑筋細胞へ効率良く導入する方法を確立し、in vivo遺伝子導入への応用が可能であることを示した。 2.癌細胞への遺伝子導入による増殖阻害:白血病細胞にHSV-TK遺伝子を導入し、ガンシクロビル処理による殺細胞効果を確認した。また、転座型白血病ではキメラ遺伝子転写産物の融合点に対するアンチセンスオリゴヌクレオチドやリボザイムの利用に関する検討を進めた。その他、RAS抑制変異体が腫瘍抑制活性を示すことを明らかにした。尚、動物モデルの準備として、SCIDマウスを用いてATL細胞のin vivo増殖系を確立した。 3.癌に対する免疫遺伝子治療の基礎検討: TNF,IFN-γ,GM-CSFなどの遺伝子を導入した腫瘍細胞をマウスに移植し、抗腫瘍免疫能の誘導を図り、免疫学的解析を行った。CTLの誘導にはCD28を介したシグナルが重要であるが、新たなリガンド(B70)のcDNAクローニングに成功した。また、抗原提示細胞として重要な役割を果たす樹状突起細胞の分離培養法(GM-CSFを使用)を確立した。 4.細胞移植療法:骨髄移植後の白血病再発に対して、ドナーリンパ球輸注療法を実施し、一部の症例で有効性が確認された。 以上の他に、造血幹細胞や白血病細胞の増殖機構を解明するため、、受容体-シグナル伝達系の解析を進めた。また、相同組換えを利用した遺伝子ターゲティング法に関する研究を行った。
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