Project/Area Number |
05151029
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Research Category |
Grant-in-Aid for Cancer Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
野澤 義則 岐阜大学, 医学部, 教授 (10021362)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
貝淵 弘三 神戸大学, 医学部, 助教授 (00169377)
千田 和弘 東京大学, 医科学研究所, 助手 (00192188)
浜口 道成 名古屋大学, 医学部, 教授 (90135351)
福井 泰久 東京大学, 農学部, 助教授 (00181248)
遠藤 剛 千葉大学, 理学部, 助教授 (30194038)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥22,000,000 (Direct Cost: ¥22,000,000)
Fiscal Year 1993: ¥22,000,000 (Direct Cost: ¥22,000,000)
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Keywords | 細胞増殖 / 癌化シグナル / 情報伝達 / リン脂質代謝 |
Research Abstract |
ras導入線維芽細胞の刺激によるCa^<2+>オシレーションに、膜電位およぴイノシトール四リン酸依存性チャンネルの関与が示された。細胞癌化に必須の不死化関連遺伝子mortalinをクローニングし、その抗体の細胞内注入はS期を誘導し細胞分裂をもたらした。ホスホリパーゼC_γ(PLC_γ)のSH2/SH3領域およびSH3領域のcDNAをマウス骨格筋細胞株C2に導入すると、c-junの誘導・分化の阻害がおこり、SH3領域の関与が示された。ホスファチジルイノシトール-3キナーゼ(P13K)はPC12細胞の神経突起の伸張に必要なことがわかった。α-アクチニンのN末側の各種合成ペプチドを用いてそのPIP_2結合部位を同定した。神経芽細胞腫癌組織の神経成長因子受容体(NGFR)の発現が著明に低下していた。表皮顆粒層に存在するnPKCηはコレステロール硫酸で活性化され、角化における重要性が示唆された。cdc2キナーゼによる各種中間経フィラメントのリン酸化における基質認識の一般的特性を解明した。Ras依存性にMAPキナーゼ・キナーゼ(MAPKK)を活性化する蛋白質REKSが、Rasと複合体を形成しMAPKKをリン酸化することを示した。化学発癌させたラット大腸癌のPLC_<δ1>の発現は対照に比べて減少していた。ジアシルグリセロールキナーゼのアイソザイムβ,γをクローニングし、その脳内分布を調べた。低分子量G蛋白質Rhoが細胞膜のラッフリングと細胞運動を制御することを解明した。トロンビン刺激血小板の細胞質型ホスホリパーゼA_2はMAPキナーゼによって活性化される可能性が示唆された。ラウス肉腫ウイルスで形質転換した細胞の収縮系蛋白質の集積したポドソームは、活発な運動性の物質的基盤であることを示した。Ras癌遺伝子関連フラット・リバータントの変異ゲルゾリンは、正常ゲルゾリンより著明にPLC_γ活性を抑制した。B細胞抗原受容体刺激により転写因子およびSH3構造を有するp75^<HSI>がチロシンリン酸化された。
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