加速器産生放射性核種を用いたがんの断層画像診断:生理・生化学診断の展開
Project/Area Number |
05151036
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Research Category |
Grant-in-Aid for Cancer Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
横山 陽 京都大学, 薬学部, 教授 (90025685)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野原 功全 放射線医学総合研究所, 室長 (00164723)
前田 稔 九州大学, 薬学部, 教授 (70101178)
小西 淳二 京都大学, 医学部, 教授 (70026970)
上村 和夫 秋田県立脳血管研究センター, 所長
福田 寛 東北大学, 加齢医学総合研究所, 教授 (30125645)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥18,200,000 (Direct Cost: ¥18,200,000)
Fiscal Year 1993: ¥18,200,000 (Direct Cost: ¥18,200,000)
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Keywords | 核医学画像診断 / ^<11>C-メチオニン / ^<18>F-フルオロデオキシグルコース / 肺がん / 縦隔性腫瘍 / ^<62>Cu / ^<18>F-フェニルアラニン / ^<18>F-アセチルグルコサミン |
Research Abstract |
がんの核医学画像診断は形態情報のみでなく、がんの質的情報すなわち生理・生化学的機能変化に関する情報を得ることを特徴とする。本研究班は臨床医学、診断薬剤開発を担う薬学ならびに画像測定機能向上を担う工学における各分野の研究を一体化し、これによって核医学画像診断の特徴の更なる発揮、展開を追究することを目的としている。 現在、^<11>C-メチオニン、^<18>F-フルオロデオキシグルコースはアミノ酸およびグルコースの代謝情報を指標とするPET用がん診断薬剤として定着している。臨床研究においてはこれらによる肺がん、縦隔性腫瘍を中心に、良、悪性鑑別、治療効果判定等の質的診断の有用性が示された。同時に、ジェネレータ産生^<62>Cuを用いる普及型新規薬剤ならびに^<11>C-メチオニン診断の欠点を補充する^<18>F-標識フェニルアラニンの臨床評価が行われ、臨床応用への可能性が認められた。いずれも本研究班において新しく開発された薬剤である。また、創薬基礎研究においては、^<18>F-アセチルグルコサミン、デオキシガラクトース等の各糖類を母体構造にもつ標識体、細胞の増殖シグナルの情報伝達機能診断を期待する標識ジアシルグリセロール等の新規薬剤の考案、合成、インビトロ、インビボの基礎研究に成果が治められ、核医学診断の新展開の方向性が提示された。工学分野では夢の3次元PET画像構成法の研究が計られている。 以上、それぞれの分野における研究成果が治められ、これからの研究に大きな展開が予想されるに至っている。
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Report
(1 results)
Research Products
(12 results)