放射性同位元素(RI)標識モノクローナル抗体を用いた腫瘍特異的な癌治療法の開発
Project/Area Number |
05152015
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Research Category |
Grant-in-Aid for Cancer Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
遠藤 啓吾 群馬大学, 医学部, 教授 (10115800)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 1993: ¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
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Keywords | モノクローナル抗体 / 放射性同位元素 / がん治療 / テクネシウム-99m / ヒト型抗体 / 遺伝子工学 |
Research Abstract |
放射性同位元素で標識したモノクローナル抗体を用いて、マウスに移植したヒト腫瘍の治療を行うことができる。しかしヒトにマウス型抗体を繰り返し投与すると、患者血中に抗マウス抗体が検出されるようになる。 遺伝子工学の進歩により、ヒト型抗体が作られるようになった。本研究では標識抗体を繰り返して投与した患者に産生される抗マウス抗体を解決することを目的に、遺伝子工学の手法を用いてヒト型抗体を作製。 マウス抗体と同じようにヒト型抗体のテクネシウム(Tc)-99m標識を行い、Tc-99m標識ヒト型抗体が、免疫活性を失うことなく、動物に移植した腫瘍に特異的に集積する事を確認した。 前立腺癌患者においてTc-99m標識ヒト型抗体を用いたがん診断の臨床的有用性を検討するとともに、これまでのマウス抗体の投与に比べ、遺伝子工学手法で作製したヒト型抗体では血中に抗マウス抗体が産生されず、安全に繰り返し用いられることを明らかにした。 今後さらに卵巣癌に対するヒト型抗体を遺伝子工学の手法で作製し、RI標識抗体の臨床応用による、卵巣癌の画像診断、治療を行う。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)