Project/Area Number |
05152025
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Research Category |
Grant-in-Aid for Cancer Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
鮎沢 大 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 助教授 (00142109)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
難波 正義 岡山大学, 医学部, 教授 (80069004)
大石 道夫 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (00126004)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥4,700,000 (Direct Cost: ¥4,700,000)
Fiscal Year 1993: ¥4,700,000 (Direct Cost: ¥4,700,000)
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Keywords | 不死化細胞株 / RFLP解析 / 7番染色体 / 放射線雑種細胞 / FISH解析 / 遺伝子クローニング |
Research Abstract |
ヒト不死化細胞株は細胞融合を用いた相補性テストによって、少なくとも4つ(A〜D)の相補性群に分裂されている。正常親細胞が利用できる線維芽細胞由来の不死化細胞株KMST-6及びSUSM-1(いづれもD群に属する)について詳細なRFLP解析を行い、7番染色体長腕の共通な領域に染色体変化を見出した。そこで、微小核細胞融合法を用いて正常7番染色体を導入したところ、両株とも10〜30回の分裂を経て分裂能を失った。形態的には正常細胞の老化とよく似ていた。また、D群に属する肝癌由来の細胞株HepG2にも7番染色体を導入したところ、分裂停止が誘導された。しかし、7番染色体はA,B,C群に属する不死化細胞株の分裂能には影響を与えなかった。したがって、D群細胞株は7番染色体上に存在する細胞分裂停止(老化)遺伝子の変異によって生じることが示唆された。次に、ヒト7番染色体を含むマウスA9細胞をX線照射した後A9細胞と融合させ放射線雑種細胞を作成し、FISH解析によって10〜30Mbの7番染色体断片を含むクローンを選んだ。これらをSUSM-1株へ導入し、分裂停止の誘導活性を指標として、細胞老化遺伝子を10Mb以下の断片に絞り込むことが出来た。これによって、メガYACクローンのレベルで遺伝子クローニングを可能にした。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)