Project/Area Number |
05152036
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Research Category |
Grant-in-Aid for Cancer Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
舘 鄰 東京大学, 農学部, 教授 (30011711)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
清木 元治 金沢大学, がん研究所, 教授 (10154634)
宮崎 純一 東京大学, 医学部, 客員教授 (10200156)
東條 英昭 東京大学, 農学部, 助教授 (20041668)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 1993: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
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Keywords | 浸潤 / マトリックスメタロプロテネース / MMP-11 / トロフォブラスト / 胎盤 / 子宮 / シバヤギ / マウス |
Research Abstract |
本研究では、癌細胞による組織浸潤の研究モデルとして、高浸潤性トロフォブラストを持つ血液漿膜胎盤動物(ヒト、マウス、ラット)、及び、低浸潤性トロフォブラストを持つ結合組織(または上皮)漿膜胎盤動物(シバヤギ)について、1990年に発見された新しいMMP(matrix metalloproteinase)であるMMP-11の遺伝子発現を中心として、トロフォブラストによる組織浸潤と、子宮内膜細胞による浸潤制御機構を比較生物学的に検討することを試みた。MMP-11は、ヒト胎盤組織、ならびに、乳ガン組織において初めて見いだされ、浸潤過程との関連が強く示唆されていたものである。今回の研究の結果、以下の諸点が明らかになった。すなわち、1)MMP-11遺伝子は、形成される胎盤のトロフォブラストの浸潤性に関わり無く、多くの哺乳類に広くその存在が認められること、2)MMP-11の発現は、一般的に述べて、高浸潤性胎盤組織では強く、低浸潤性胎盤組織では比較的弱いこと、3)マウス子宮では、MMP-11の発現は、卵巣ホルモン、特にエストロゲンの制御下にあること、4)マウス子宮におけるMMP-11の発現動態は、TIMP-1遺伝子発現動態と、鏡像対象の関係にあること、など多くの興味深い事実が今回の研究で新たに発見された。MMP-11は、胎盤形成において、トロフォブラストによる内膜浸潤に関連した、トロフォブラスト、ないしは、子宮内膜の組織構築に重要な役割を果たすMMPらしいことが強く示唆され、現在さらに研究を進めている。トランスジェニック動物を用いた研究も、トロフォブラストによる組織浸潤の見地から、解析が進行中であり、興味深い展開を期待させる予備的な結果が得られつつある。
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Report
(1 results)
Research Products
(7 results)