遺伝性腎癌ラット繁殖システムの確立と発癌機構の解明
Project/Area Number |
05152131
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Research Category |
Grant-in-Aid for Cancer Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Japanese Foundation For Cancer Research |
Principal Investigator |
樋野 興夫 財団法人癌研究會, 癌研究所・実験病理部, 部長 (90127910)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 敏之 財団法人癌研究會, 癌研究所・実験病理部, 研究員 (40260070)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 1993: ¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
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Keywords | 遺伝性癌 / 遺伝性腎癌ラット / Cancer syndrome / Animal model / 2 hit / 癌抑制遺伝子 / gene mapping / Positinal cloning |
Research Abstract |
遺伝性腎癌ラットは、原因遺伝子がホモ接合体になると致死効果を示す為、正常ラットと交配しヘテロの状態で維持し、原因遺伝子を有するラットであるか否かは、一年後に腎癌が発生するまで不明であるという、繁殖継代上、大きな難点を有し研究の進展を妨げている。そこで、我々は、短期に、遺伝性腎癌ラットを、検出する方法を開発した。それを用いて、多数の戻し交配ラットを作製し、リンケージ解析を行い、原因遺伝子は、ラット染色体10番(10q12)に、局在することを、明らかにした。さらに、ラット染色体10番のDNAマーカーを用い、F1の腎癌におけるLOHを調べた。高率にWild type alleleの欠損がみられ、Knudsonの“2hit"が適用され原因遺伝子は、癌抑制遺伝子であることが明らかとなった。ラット染色体10番は、ヒト腎癌で注目されているヒト染色体3番とは、現在のところsyntenyは見られていない。未知の癌抑制遺伝子であることが予想される。また、遺伝子腎癌ラットには、腎癌以外にも、下垂体腺腫、脾臓腫瘍(肉腫)、子宮腫瘍(肉腫)が発生することが明らかとなった。新しいCancer syndromeの疾患モデルになるうると考えられる。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)