科学技術のパブリック・アクセプタンスに関するコミュニケーション論的調査研究III
Project/Area Number |
05201110
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Gakushuin University |
Principal Investigator |
田中 靖政 学習院大学, 法学部, 教授 (30080336)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平野 浩 愛知県立大学, 文学部, 非常勤講師 (90222249)
柳井 道夫 成蹊大学, 文学部, 教授 (10054321)
別府 庸子 聖母女学院短期大学, 家政学部, 助教授 (00173568)
渋谷 昌三 山梨医科大学, 医学部, 助教授 (10118755)
田中 伸英 学習院大学, 経済学部, 教授 (10118763)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 1993: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
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Keywords | 先端科学技術 / リヌク・ベネフィット分析 / パブリック・アクセプタンス / 多変量解析 / 社会的価値 / 原子力 / 世論 |
Research Abstract |
(1)研究会と研究打合せ会とによって、問題点の把握、問題意識・発想の展開、主要問題点のアンケート調査結果との比較および照合、数値解析結果の解釈などを経て、最終報告書の編集計画の検討を行った。 (2)【.encircled1.】前年度に実施した関東地域の大学生、高校生、その父母2000名の3世代回答者を対象とした「科学技術に関するアンケート調査」結果の数量的解析を継続し、変数間の相関分析によって態度・価値構造を分析、対象間の比較を行った。 【.encircled2.】前前年度に実施した有識者1200名アンケート調査を参考に、また、上記の3世代調査の計量的比較分析結果に基づき、科学技術に対する「受容」と「拒否」の強度を数量的に明らかにする「高度科学技術PA指数」(Advanced Science & Technology PA Index--ASPI)の構築を試みた。アンケート調査の結果、(a)「高度科学技術の受け取り方」(「知覚されたリスク」「知覚されたベネフィット」「不安」など)の、(b)「社会的価値観」(科学技術発展への展望、社会的諸価値の選択など)、(c)「日常のコミュニケーション行動」(マスメディアとの接触、図書館・博物館の利用など)の3つの変数群の間の関連(構造)が、回答者個人の反応のスコア化、因子分析、重回帰分析を経て明らかにされた。 (3)これらの成果の一部は、「文部省重点領域研究・高度科学社会のパースペクティブ」研究会において2回にわたって口頭発表され、いずれも紀要に収録されたほか、3部に分けて1993年度の日本社会心理学会大会で口頭発表され、大会論文集に収録された。現在は、和文、英文の論文の投稿が準備されつつある。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)