Project/Area Number |
05214203
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
大成 誠之助 筑波大学, 物理工学系, 教授 (70015824)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松石 清人 筑波大学, 物理工学系, 講師 (10202318)
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Project Period (FY) |
1991 – 1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1993: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | C60 / 赤外スペクトル / ラマン散乱 / スパッター法 / 相転移のサイズ効果 / ゼオライト |
Research Abstract |
1)CdS微粒子の相転移圧力の粒子サイズ効果 粒径が小さくなるにつれて構造相転移(ウルツ鉱構造からNaCl型構造)を反映した圧力は増加する。 2)ゼオライト(Cd-X)中に担持されたS,Seの光化学過程 レーザー光照射によりゼオライト(Cd-X)中に担持されたSはCdSに化学変化していくことがみられた。SeではCdSeへの変化は見られない。 3)自由状態のCdSe微粒子の光学測定 微粒子でビーム状にして自由状態の光学測定をおこなった。 発光スペクトルおよびラマン散乱が観測された。 4)ゼオライト細孔中に担持されたSeの融解転移の温度依存性 種類により異なる固有の孔径をもつゼオライト細孔中に担持されたSeのラマン散乱の温度依存性を測定し、その構造の温度依存性を調べた。 5)CdSe微結晶の過渡吸収分光 フェムト秒域でポンプ-プローベ法により過渡吸収分光を行う。 強い閉じ込めサイズ域と弱い閉じ込め域で様子が異なる。 ポンプ光の強度依存性をしらべた。 6)フラーレンC60への酸素吸着による増強ラマン散乱と光分解過程 C60の酸素吸着による分子内振動数のシフトとAgモード(497,1469cm^<-1>)の増強ラマン散乱を観測し、分子回転のダイナミックスの変化に伴う電子励起状態の変化による共鳴ラマン散乱として説明した。構造相転移に伴う新しいピークの出現や分裂が観測された。 これらが最近の研究内容である。
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