Project/Area Number |
05217209
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | University of Yamanashi |
Principal Investigator |
平岡 賢三 山梨大学, 工学部, 教授 (80107218)
|
Project Period (FY) |
1991 – 1993
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
|
Budget Amount *help |
¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
Fiscal Year 1993: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
|
Keywords | 星間塵 / 化学進化 / アンモニア / ホルムアルデヒド |
Research Abstract |
宇宙における化学進化において星間塵が果たす役割の重要性は十分認識されているが、これを確認する方法論はほとんど開発されていない。本研究は、星間塵上の化学反応シミュレーションを可能にする方法論の開発を目的とする。10Kの金属表面にN原子を含む窒素分子をプラズマ蒸着し、これをプラズマで生成したH原子と反応させ、生成物の昇温脱離質量スペクトル(TPMS)を測定した。TPMSより、膜中にアンモニアが生成することが分かった。また、CO分子薄膜とH原子の反応により、ホルムアルデヒドおよびメタノールが生成することを見いだした。また、反応時間の増加と共にホルムアルデヒドに対してメタノールの生成量が相対的に増加することが分かった。これは、COとH原子の逐次水添反応によってメタノールがホルムアルデヒドを経て生成することを示す。この実験結果は、星間空間に多く存在するアンモニア、ホルムアルデヒド、メタノールなどの星間分子の生成に星間塵が重要な役割を果たすことを示唆する。
|
Report
(1 results)
Research Products
(6 results)