Project/Area Number |
05217212
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
向井 正 神戸大学, 理学部, 教授 (10097412)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
留岡 和重 神戸大学, 理学部, 教授 (00201658)
松田 卓也 神戸大学, 理学部, 教授 (20026206)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 星間塵 / フラクタル / 衝突付着 / 塵の生成 |
Research Abstract |
1.微小固体粒子の衝突付着によって求めた、集合塵(フラクタル塵)の断面積及び表面積を、数値シュミレーションによって演繹した。結果は等質量の球形塵に比べて、フラクタル塵の断面積及び表面積は増大し、その増加率はフラクタル次元の低い、開放構造を持つ塵ほど大きいことが判った。 2.このようにして求めた、フラクタル塵に付着するガス分子の総量を、ガス分子の付着確率を関数として求めた。付着量は、塵の総表面積とガス分子の多重回反射の回数によって増減する。我々の数値シュミレーションは、不規則塵が等質量の球モデルの塵に比べて、ガス分子付着に有効に働くことを示した。 3.また、ガス分子量との衝突によって、ガス分子から移行する運動量を求め、ガス分子流中でフラクタル塵が受ける低抗を計算した。これは、原始太陽系星雲内での塵の赤道面への沈降を力学的に考察する基礎過程として、重要な成果となった。
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