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¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 1993: ¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
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| Research Abstract |
本研究は,レドックス補酵素や活性酸素種が関与する生体内電子移動反応を解明するためのモデル反応場の構築に,“電極界面修飾"の概念を適用し,さらにこれら修飾電極のレドックス触媒能を速度論的に解明することを目的として行われ,次の成果を得た。
1.様々なヘテロ環芳香族化合物修飾電極によるニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NADH)の電極触媒酸化を評価した。特に,電解重合で作製したポリ(チオニン)薄膜修飾電極がNADHの酸化を著しく触媒することを見い出した。また,これらの修飾電極は,NADHのフローインジェクション分析における電気化学検出素子として有用であることを明らかにした。
2.1,4-ジアジン環を含むラダー構造高分子薄膜修飾電極を,電解酸化重合により作製した。これらのフラビン類縁体高分子薄膜電極は,酸素の過酸化水素への還元を著しく触媒することを見い出し,また触媒反応の各素過程の速度の定量的評価に基づいて、反応メカニズムを明らかにした。
3.種々の非プロトン性有機溶媒中で,O_2/スーパーオキシドイオン(O_2^-)レドックス対の式量酸化還元電位の温度依存性を解析することによって,O_2+e^-(〕 SY.dblarw. 〔)O_2^-に対する反応エントロピー変化を評価し,各種溶媒パラメータとの相関性を明らかにした。
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