カルベノイドをモデルとした1,n-両極反応性有機金属中間体の創製
Project/Area Number |
05236223
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kyoto Institute of Technology |
Principal Investigator |
奥 彬 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 教授 (50027885)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
原田 俊郎 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 助教授 (30135628)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 1993: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
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Keywords | 有機金属中間体 / 亜鉛アート錯体 / 炭素・炭素結合形成反応 / 1,2-移動反応 / 有機亜鉛 / アルキニル亜鉛 |
Research Abstract |
プロパルギルメシラートと各種の亜鉛アート錯体(R_3ZnM,M=Li or MgCl)との反応を行ったところ、炭素・炭素結合を伴ってアレンが良好な収率で得られることがわかった。また、反応混合物を重水で捕捉すると、生成物アレンのアルキル基が結合した炭素上に重水素が導入されたことから、反応系中で対応するアレニック亜鉛種が生成することも明らかとなった。反応には、多様な構造のトリアルキル亜鉛アート錯体を用いることができ、対応するアレレニック亜鉛種を効率的に与えた。トリアリールあるいはトリアルケニルジンケートを用いることにより、アリール基やアルケニル基の導入も可能であることがわかった。 プロパルギル化合物と亜鉛アート錯体との反応で発生させたアレニック亜鉛種を種々の求電子剤で捕捉すること検討した。ハロゲン化反応は位置選択に進行し、対応するプロパルギルハライドが収率良く得られた。さらに、塩化アシルとの反応も良好な収率で進行し、対応するアルキノンが高選択的に得られることがわかった。アルデヒドとの反応によるホモプロパルギルアルコールの合成を検討した。先ず、亜鉛アート錯体との反応で生成するアレニック亜鉛種を直接用いたが、位置選択性も低くジアステレオ選択性も認められなかった。反応混合物中に塩化亜鉛を加えて、アレニッククロロ亜鉛に変換することにより、反応を制御できるのではないかと考て反応を行ったところ、ホモプロバルギルアルコールのanti体が極めて高い立体選択性で、かつ位置異性体の副生を伴わず得られる事がわかった。本反応は亜鉛アート錯体とアルデヒドの様々な組合せに関して一般的かつ効率的に進行し、多様な構造のanti体ホモプロパルギルアルコールを高選択的に与える。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)