ゼオライト細孔内空間における金属カルボンルの光化学
Project/Area Number |
05237209
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
堂免 一成 東京工業大学, 資源化学研究所, 助教授 (10155624)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野村 淳子 (近藤 淳子) 東京工業大学, 資源化学研究所, 助手 (60234936)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1993: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | 光化学 / 紫外光励起 / ゼオライト / 金属カルボニル / ピコ秒赤外パルス / BBO(b-Ba_2B_2O_4) / AgGaS_2 / FT-IR |
Research Abstract |
1.FT-IRを用いたゼオライト細孔内の金属カルボニルの光分解挙動の研究 Y型ゼオライトのNa交換体の細孔中にMo(CO)_6をトラップし、真空排気時及びガス雰囲気下においての金属カルボニルの光照射による挙動をFT-IRを用いた通常の赤外分光法により観測した。既に報告のある同様の系での熱分解の場合と低温でのMatrix中のMo(CO)_6の光分解の結果などと比較し、この光分解過程における中間体についての同定を行った。 (1)真空排気時の光照射によりNaYゼオライト細孔内のMo(CO)_6な可逆の分解を起こし、Mo(CO)x(X=4,5)の中間体を経てMo(CO)_3へと分解することを明らかにした。 (2)CO及びN_2ガス雰囲気化においては、Mo(CO)_4まで分解し、これ以上の分解は起こらないことを明らかにした。 2.差周波発生法を用いた波長可変赤外パルスの発生 BBO(b-BaB_2O_4)をYAGレーザーの二倍波532nmで励起した光パラメトリック発生により近赤外パルス光(7000-8000cm^<-1>)を発生させた。この近赤外パルス光とYAGレーザーの基本波との差周波混合を非線形光学結晶AgGaS_2を用いて行うことにより波長可変の赤外パルス光を発生させる予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)