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マウス脳の発達過程におけるDNAの体細胞変化

Research Project

Project/Area Number 05255213
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionOkazaki National Research Institutes

Principal Investigator

名川 文清  岡崎国立共同研究機構, 基礎生物学研究所, 助手 (10241233)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 村磯 金得  岡崎国立共同研究機構, 基礎生物学研究所, 助手 (20260036)
Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1993: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Keywords遺伝子再構成 / 環状DNA / 神経系
Research Abstract

神経系は免疫系と同様、外界からのさまざまな情報を受容認識し、記憶するという巧妙な機能を備えている。免疫系では、この情報処理に遺伝子の体細胞での変化が極めて重要な役割を演じている。私達のグループでは、遺伝子再構成や遺伝子変換を検出するための基質をもつトランスジェニックマウスを用いて、発生途上に於ける中枢神経系でのDNAの変化を検索してきた。一方、遺伝子再構成の解析には環状DNAもまた有用な手だてとなる。DNAの体細胞での変化にはさまざまなタイプが考えられるが、それがDNAの欠失を伴うものあれば、脳から環状DNAを単離しそれをプローブに染色体構造の変化を解析することができる。
私達は、マウス新生仔の脳より環状DNAを調製し、プラスミドライブラリーを作成した。環状DNAのクローンのうち特に興味深い組み換え点を含むクローンを単離することを試み、11個のクローンを得た。これら環状DNAのクローンをプローブとして対応する染色体の領域を単離しその構造を比較することで、結合部位の同定が可能になるのみならず、結合点周辺の構造から組み換えのメカニズムに関する知見の得られる可能性もある。私達は、いくつかの環状DNAのクローンについて、対応する染色体領域を単離し、結合部位を同定した。これらの配列の間で特に共通した配列は今のところ同定できていないが、組み換え点あるいはその近傍に短い相補的配列が存在するものがあった。これは、遺伝子再構成を検出するための基質をもつトランスジェニックマウスにおいて観察された組み換え点における構造と類似している。また、組み換え点近傍の配列をプローブにして、ノーザンハイブリダイゼーションを行なったところ、そのうちのひとつが脳で発現していた。この発現は、新生仔に於ても見られたが、成熟マウスの脳に於てより強かった。現在この遺伝子を単離するためマウスの脳のcDNAライブラリーをスクリーニング中である。

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-04-01   Modified: 2016-04-21  

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