血管〓縮関与推定因子の複合刺激による相乗的血管収縮機能発現とその細胞内機序
Project/Area Number |
05256227
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | University of Shizuoka |
Principal Investigator |
中山 貢一 静岡県立大学, 薬学部, 教授 (50112769)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石井 邦雄 静岡県立大学, 薬学部, 助教授 (90137993)
田中 芳夫 静岡県立大学, 薬学部, 助手 (60188349)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1993: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | 脳・冠動脈 / エンドセリン / ニューロペプチドY / プロテインキナーゼC / カルシウム感受性 / セロトニン / ミオシン軽鎖リン酸化 / 複合刺激 |
Research Abstract |
脳動脈、冠動脈および抵抗血管は虚血性脳・心臓循環障害や高血圧症の発症部位であり、また、各種循環作用薬の臨床的標的部位でもある。血管〓縮関与推定因子は数多く知られるが、旧来の研究の多くは、新規内因活性物資が見つかるとその単独作用のみに目を奪われ、既知生理活性物質を旧弊のごとく捨て去り、木を見て森を見ずの感がある。著者は生体内での生理活性ペプチドの循環系における真の役割を探るべく、血管内皮由来ペプチドであるエンドセリン-1(ET-1)や交感神経由来のニューロペプチドY(NPY)などと血小板由来セロトニン(5-HT)との複合刺激によるによる脳・冠動脈の特異的収縮増強の細胞内機序について、プロテインキナーゼC(PKC)の関与の観点から研究した。先ず、血管収縮の3要素、すなわち、Ca^<2+>の細胞内流入、細胞内Ca^<2+>遊離、並びに収縮蛋白系のCa^<2+>感受性変動は決して独立した要因でないこと。脳・冠動脈ではCa^<2+>流入がCa^<2+>感受性を制御することを明確に示した。これは、血管拡張薬、たとえばCa^<2+>拮抗薬の血管部位作用特異性の機構の解明に利する発見である。また、PKC活性の細胞質から膜へのトランスロケーションと収縮機能が〓離すること。複合刺激による収縮増強にミオシン軽鎖リン酸化の有意な増加がもたらされることを見いだした。これらの結果は、複合刺激による収縮増強機構に、PKCを介する細胞内Ca^<2+>シグナリングの関与の重要性を強く示唆している。
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Report
(1 results)
Research Products
(10 results)
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[Publications] Tanaka,Y.,Ishiro,H.,Nakazawa,T.,Saito,M.,Ishii,K.and Nakayama,K.: "Vasoconstrictory characteristics of endothelin-1 and neuropeptide Y in coronary and cerebral arteries and the effects of Ca^<2+> antagonistic vasodilators." Biomed.Res.(in press). (1994)
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