老化脳における神経栄養因子の濃度とその調節機構に関する研究
Project/Area Number |
05261217
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Institute for Developmental Research, Aichi Human Service Center |
Principal Investigator |
仙波 りつ子 愛知県心身障害者コロニー発達傷害研究所, 周生期学部, 室長 (80100163)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1993: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | ニューロトロフィン-3 / 酵素免疫測定法 / ペプチド抗体 |
Research Abstract |
本年度は、ニューロトロフィン-3(NT-3)の酵素免疫測定系を確立するために以下のことを行なった。 1.NT-3は抗原として多量に得ることができないだけでなく、種差がないためタンパクに対する抗体を得ることができない。そこで、NT-3のペプチド抗体作製を試みた。NT-3の多抗原性ペプチド(3カ所)とC末端のペプチドを合成し、ウサギに免疫し、大量の抗血清を得た。 2.NT-3特異抗体の精製に必要な抗原を、ヒトNT-3のcDNAを組み込んだCHO-N1/N2の培養上清から、S-セファロースおよびセファクリールS-100カラムによって精製した。 3.NT-3標品をカップリングさせたセファロースCL-6Bのアフィニティカラムを調整し、抗血清中のNT-3特異抗体の精製を用いて行なった。4つのペプチドのうち、3つに対して特異抗体が得られた。 4.得られた精製抗体を、常法にしたがって、beta-D-ガラクトシダーゼでラベルし、NT-3をスタンダードとして、酵素免疫測定を行なった。特異抗体が得られても、特にペプチド抗体の場合には酵素免疫測定系確立に有用でないことがしばしばある。現在のところ、C末端に対する抗体が酵素免疫測定法に使用可能であることが分かったが、測定系確立までにはいたっていない。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)