サル大脳皮質連合野における情報表現の基礎となる局所回路の研究
Project/Area Number |
05267226
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
三上 章允 京都大学, 霊長類研究所, 助教授 (40027503)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1993: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | 大脳皮質連合野 / 前頭連合野 / 側頭連合野 / ニューロン活動 / 局所回路 / サル / オシレーション / 相互相関 |
Research Abstract |
今年度は特に以下の2つの点について解析した。 (1)学習課題遂行中の連合野ニューロン活動の自己相関の解析 側頭葉の先端部分(側頭極)ニューロンの一部(約40%)は、写真刺激の弁別・記憶課題遂行時に3-7Hzの周期的な活動を示す(Nakamura,Mikami and Kubota,1991,1992)。そこで、他の連合野領域で同様の振動現象が見られるかどうかを検討した。上側頭溝のニューロン542個、前頭眼窩回のニューロン370個につい調べた結果、32個(約5.9%)の上側頭溝ニューロン、10個(約2.7%)の前頭眼窩回ニューロンで2-16Hzレンジの振動現象を検出した。その一部のものは、写真刺激の種類によってその周波数を変えた。しかし、側頭極に比べて振動現象を示すニューロンの比率は少なく、また、振動現象も試行毎のばらつきが大きく不安定な傾向にあった。 (2)学習課題遂行中の連合野ニューロン活動対の相互相関の解析 今年度は、前述の視覚弁別・記憶課題の制御と複数ニューロン活動を同時取得するプログラム、同様の複数ニューロン活動取得機能を持つ視覚的注意課題の制御プログラム、複数ニューロン活動のデータ処理プログラムを開発した。また、これらのプログラムを用いて、視覚弁別・記憶課題遂行中の1頭のサルの前頭眼窩回、視覚的注意課題遂行中の1頭のサルの前頭眼野からニューロン活動を記録し解析した。これまでに、1本の電極から記録した8対の前頭眼窩回ニューロン活動および12対の前頭眼野のニューロン活動を解析した。その結果、3対の前頭眼窩回ニューロン、4対の前頭眼野ニューロンで片方のニューロンから他方のニューロンへの興奮性の結合を示唆するデータが得られた。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)