Project/Area Number |
05269221
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
下田 親 大阪市立大学, 理学部, 助教授 (80047290)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1993: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | 分裂酵母 / 細胞周期 / 減数分裂 / 転写因子 / フォークヘッド領域 |
Research Abstract |
本年度は分裂酵母の減数第一分裂前期に必須の役割を果たすmei4遺伝子を中心に研究した。mei4遺伝子は減数分裂特異的に転写され、産物は塩基配列からフォークヘッドDNA結合モチーフを持つ転写因子と推定される。Mei4が減数分裂前DNA合成期から第一分裂前期への移行を正に制御する因子であるとのモデルの検証を進めた。 【.encircled1.】mei4遺伝子の転写制御 mei4遺伝子の転写は接合型がヘテロな二倍体でのみ強く誘導された。ヒドロキシウレアで減数分裂前DNA合成を阻害すると、mei4遺伝子の転写誘導は強く抑制された。また、mei4欠損変異株ではmei4遺伝子の転写がほとんど起こらなかったことから、発現に正のフィードバック機構がからむ可能性が示唆された。 【.encircled2.】減数分裂におけるcdc遺伝子群の転写制御とmei4遺伝子の役割 二倍体細胞を窒素源 炭素源欠乏培地(-NC培地)で培養した後、炭素源を添加すると、同調的に減数分裂が誘導された。-NC培地で細胞を飢餓におくとcdc2,cdc25のmRNAレベルは著しく低下した。次に炭素源を添加すると、これらのcdc遺伝子の転写が誘導された。mei4遺伝子破壊株では炭素源添加による減数分裂誘導後のcdc2,cdc25の転写が強く阻害された。 【.encircled3.】Mei4蛋白質の解析 mei4遺伝子のフォークヘッドDNA結合領域に部位特異的な変異を導入するとMei4の機能が失われた。大腸菌発現系によりGST/Mei4(FKH)融合蛋白質を精製した。現在、この融合蛋白を抗原にしてウサギを免疫しポリクローナル抗体の取得を試みている。
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