ヒト遺伝病のATを用いた放射線損傷に関係するDNA修復遺伝子の単離と解析
Project/Area Number |
05270207
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
江島 洋介 京都大学, 放射線生物研究センター, 助教授 (50127057)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 1993: ¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
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Keywords | 放射線感受性 / DNA修復 / AT / 放射線ハイブリド / コスミド |
Research Abstract |
放射線にたいする高感受性を特徴とするヒト劣性遺伝病のアタキシア・テランジェクタシア(AT)はヒト細胞における遺伝子情報維持の機構を解析するためのひとつのモデル系である。このATの原因遺伝子の単離を目的とし、ヒト染色体11q23領域の解析とここからのDNAの分離を試み、以下の成果が得られた 1.AT細胞への染色体移入実験からAT遺伝子の座位をヒト染色体11q23領域にマップした。この遺伝子座位近傍に転座点をもつヒトX/11転座染色体を出発材料とし、高線量のX線照射と細胞融合から、AT遺伝子座位近傍の微小な染色体断片をもつ放射線ハイブリドを作成した。 2.得られた放射線ハイブリドについて、ヒト特異的反復配列をプライマーとしたPCR法によりマウス細胞内でのヒトDNAを解析した。今年度購入したDNA酵素反応装置は、このPCR解析に使用した。PCRによる解析から染色体の細片化のみられたクローンについてその染色体領域を調べた。5クローンの染色体断片は11/X転座点から11S144〜11S385間に亙るものであった。さらにこれらのクローンをAT細胞に移入したところ、5クローンのうち1クローン(RH12/1)がAT細胞の放射線高感受性を相補した。 3.ATの原因遺伝子を含むクローンRH12/1からゲノム・ライブラリーを作成した。作成したライブラリーから、ヒトDNAを含むクローンを選択し解析中である。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)