B細胞免疫寛容誘導におけるチロシンホスファターゼの役割
Project/Area Number |
05272227
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Tokyo Metropolitan Institute for Neuroscience |
Principal Investigator |
矢倉 英隆 (財)東京都神経科学総合研究所, 微生物学・免疫学研究部門, 副参事研究員 (60166486)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
片桐 達雄 (財)東京都神経科学総合研究所, 微生物学・免疫学研究部門, 主事研究員 (00233742)
荻本 真美 (財)東京都神経科学総合研究所, 微生物学・免疫学研究部門, 主事研究員 (80158609)
水野 一也 (財)東京都神経科学総合研究所, 微生物学・免疫学研究部門, 主任研究員 (00219643)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 1993: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
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Keywords | B細胞 / シグナル伝達 / チロシンホスファターゼ / CD45 / アポトーシス / 免疫寛容 |
Research Abstract |
自己・非自己識別の背後にある細胞の活性化・不活化の分子機構をチロシンホスファターゼの側面から解析し、今年度は以下の結果を得た。 1.未熟B細胞と成熟B細胞におけるCD45の作用機序の相違 未熟B細胞株WHEI-231、及び成熟B細胞株BAL-17からCD45陰性クローンを樹立して、親株と細胞の活性化の各種指標(蛋白質のチロシンリン酸化、カルシウムイオンの動員、抗原レセプター刺激による増殖の変化等)について比較検討した。その結果、CD45は未熟B細胞において抗原レセプターを介するシグナル伝達機構をネガティブに制御しているのに対し、成熟B細胞ではポジティブな制御をしている必須の分子であることが明らかになった。 2.CD45の細胞外領域によるチロシンホスファターゼ活性の制御 精製CD45が細胞外の異なるエピトープと反応する抗体と結合した後の酵素活性の変化を検討した。その結果、ある特定のエピトープと反応する抗体によってのみ、酵素活性がdown-regulateされていること明らかになった。 3.B細胞の分化段階特異的な発現を示すチロシンホスファターゼ遺伝子のクローニング チロシンホスファターゼの保存された塩基配列に対応するプライマーを用い、各分化段階にあるB細胞株のRNAからRT-PCR法により、新たな遺伝子のクローニングを試みた。現在までに数種類のクローンを得ており、その構造解析を進めている。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)