地球本位型社会の実現をめざした生涯学習としての環境教育システムの確立
Project/Area Number |
05278206
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Saitama University |
Principal Investigator |
阿部 治 埼玉大学, 教育学部, 助教授 (60184206)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1993: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 環境教育 / 生涯学習 / 環境保全活動 / 環境科学 / 環境倫理 / ライフスタイル |
Research Abstract |
本年度は、国内外における生涯学習としての環境教育の事例の収集・分析と個別的環境教育の場における環境教育システムの在り方についてのヒヤリング調査を中心に研究をすすめた。 1)米国や英国などの欧米における生涯学習としての環境教育の先進事例の収集・分析 米国における生涯学習としての環境教育の具体的事例と、それをささえているシステムを探るために、平成5年の7月と9月の2度にわたって、現地調査を行った。7月の第1回調査においては、ヨセミテ国立公園における市民を対象とした環境教育の取組について調査し、9月の第2回現地調査においては、子供の直接体験を重視した環境教育施設である子供博物館(ボストン子供博物館、ブルックリン子供博物館など)を中心にヒヤリングと情報収集を行った。また、全米環境教育法の所轄機関である環境保護庁の環境教育部において、政府の取組についてのヒヤリング調査を行った。 これらの調査の結果、国立公園における環境教育は子供から高齢者にいたるすべての人々を対象にしており、それを可能とさせるビジターセンターなどのハードとインタプリター、プログラムなどのソフトの両面が充実していることがわかった。子供博物館を中心とした環境教育施設の調査からは、地域と一体となった環境教育施設の在り方について多くの示唆をえることができた。すなわち施設が体験学習の場であるとともに、環境を生かした地域づくりの拠点として人材養成や情報センターとして機能している。 2)国内における生涯学習としての環境教育の実例調査 環境教育・学習の振興を明記した環境基本法などの制定を背景とした、学校・行政・市民・企業などにおける生涯学習としての環境教育の先進事例の調査を行った。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)