Project/Area Number |
05352009
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Research Category |
Grant-in-Aid for Co-operative Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
物性一般(含基礎論)
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
蔵本 由紀 京都大学, 理学部, 教授 (40037247)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
太田 隆夫 お茶の水女子大学, 理学部, 教授 (50127990)
吉川 研一 名古屋大学, 大学院人間情報学研究科, 教授 (80110823)
北原 和夫 東京工業大学, 理学部, 教授 (20107692)
高木 隆司 東京農工大学, 工学部, 教授 (80015065)
甲斐 昌一 九州工業大学, 工学部, 教授 (20112295)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 1993: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
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Keywords | 非平衡開放系 / パターン形成 / 非線形 / 位相ダイナミクス / 散逸系 / 複合系 / 反応拡散系 / 分岐現象 |
Research Abstract |
本総合研究(B)は、非平衡パターンの形成発展機構に関する組織的な研究をめざした重点領域研究の申請を行うための事前調査、企画準備、組織構成を目的として計画されたものである。研究調査は次のような諸点を中心とした。(1)複合系や散逸系に見られるパターンの非線形発展、(2)時間に依存したGinzburg-Landau方程式が示すパターンと動力学、(3)構造欠陥、界面など局在化したパターンの分岐現象とその記述、(4)構造欠陥の発生とその乱流化(欠陥乱流)の特徴と発生のメカニズムの検討、(5)複合系に発生する非線形波に分岐と乱流への転移、(6)化学反応系に見られるマクロパターンのダイナミクス、(7)振幅方程式、位相方程式がわれわれに与える情報と将来展望について。また、動向調査として、(a)巨視方程式の研究に関する新しい動向について、(b)パターン形成におけるわが国での新しい実験的研究の調査、(c)コンピューターによる理論解析の可視化の動向、(d)物性物理から他分野、特に物理化学的現象におけるパターンの研究動向、(e)今後期待されるあるいは計画すべき重要なパターン研究の調査、(f)静的、動的情報の縮約の将来動向について、等が計画された。その結果は、研究計画、企画と申請領域の研究現状の調査分析は2回の企画会議で討議され、諸外国および国内研究の進展状況から、重点的に研究することによって、(1)パターン形成を記述する方法論が確率される可能性があること、(2)非平衡パターンの形成機構や記述法が理解されると他分野への波及効果が大きいこと、(3)拡散、反応パターンや電気流体力学的パターンの物理機構の研究レベルおよびその画像計測手段が国際的にトップレベルにあること、などが認識された。以上、最終的に重点領域申請書が作成され、現在申請手続き中である。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)