Project/Area Number |
05352029
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Research Category |
Grant-in-Aid for Co-operative Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Environmental dynamic analysis
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
藤野 和夫 北海道大学, 低温科学研究所, 教授 (50001649)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山崎 孝治 気象研究所, 第二研究室, 室長
上田 豊 名古屋大学, 大気水圏科学研究所, 教授 (80091164)
庄子 仁 北見工業大学, 土木開発工学科, 教授 (50201562)
渡辺 興亜 国立極地研究所, 教授 (60111861)
本堂 武夫 北海道大学, 低温科学研究所, 教授 (60109494)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 1993: ¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
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Keywords | 氷床コア / 古環境 / 古気候 / 環境変動 / 氷床堆積環境 / 氷床動力学 / 氷床変動 / 雪氷コア年代 |
Research Abstract |
1.雪氷コア分析・解析から得られた環境・気候変動情報の集積と評価 我が国の雪氷学および関連分野の研究者によってなされてきた、氷河・氷床の雪氷コアの分析・解析のデータおよび研究成果を集積し、相互対比することによって、これ迄の分析・解析方法の妥当性について評価した。さらに近未来において必要となる情報とその研究手法を予測し、その解析手法の開発に必要な研究組織の検討を行った。 2.雪氷コアの堆積年齢推定法の総合評価 従来の雪氷コア研究で用いられた堆積年齢推定のための分析手法を検討すると共に、諸外国で行われた氷床コアの年齢推定法とを対比して、その総合的評価について研究を行った。特に、北極域の雪氷コア研究において用いられている、火山活動シグナルによる編年法の南極氷床などへの適用について巾広い観点から検討した。 3.南北両極域雪氷コアの相互対比と古環境変遷の周期性の検討 北極域、グリーンランド、スバルバール島等における、我が国および諸外国の雪氷コア研究の成果と南極氷床における同様の研究成果を集積・対比し、両極域で見られる諸現象の変動シグナルのさまざまな時間スケール上での周期性及びシグナルの特性を比較研究し、今後の地球環境、気候変遷研究において重点的に進めるべき分析・解析項目の検討を行った。 以上、1〜3に示した課題について、それぞれのグループ毎に検討をすすめた後、平成5年9月に総合研究会を札幌・北大において開催し、総合的な議論を行った。特に、現在開始されている南極ドームFにおける深層掘削観測計画を確立し、解析方式を検討するとともに、具体的な解析・分析計画を立案した。これらの成果を、12編の論文・評論として、平成6年3月に出版した。
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