Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
寺部 茂 姫路工業大学, 理学部, 教授 (50115888)
柘植 新 名古屋大学, 工学部, 教授 (60023157)
梅沢 喜夫 東京大学, 理学部, 教授 (80011724)
辻 章夫 昭和大学, 薬学部, 教授 (80053784)
渡辺 寛人 北海道大学, 工学部, 教授 (80002856)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 1993: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
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Research Abstract |
進展の著しい先端技術の領域は,それらを支える基礎技術として超超微量レベルの物質の識別技術と分離技術の格段の進歩を強く求めている.本研究では化学計測と分離化学に関する第一線の研究者を中心として,これに理論化学と分離科学を専門とする研究者を加えた研究組織を構築し,(1)識別機能物質と超精密分離システムの創出,(2)センシング機能物質と物質情報変換システムの創出,(3)誘導体化反応とセンシングシステムの高感度化,(4)分離・センシング機能に関する物質とシステムの設計の理論,の四つの研究項目を設定し,各研究者間の緊密な研究連絡を行うとともに,本研究分野の将来の展望を模索した.東京において,第1回研究連絡会議を開催し,研究成果の現状,将来への展望に関して活発な討論を行い,将来の重点研究領域としての発展を期するための研究態勢の確立,将来展望,重点研究項目等について討議を行った.その後,第2回研究連絡会議を東京にて開催し,明年度以降の中心研究分野の選定と確立,およびその将来の動向について討議を行った.平成6年1月8日本研究班主催で,東京大学工学部5号館にて公開講演会を開催した.理・工・農・薬,にまたがる広い分野の研究者約40名の参加が得られ,センシングと精密分離に対する関心の深さが示された.本研究グループが中心となって,化学センシングと精密分離の基礎と先端計測技術への応用に関する国際研究シンポジウム「トレースアナリシス国際シンポジウム'94」を組織し,平成6年8月23日〜28日函館および札幌にて開催の運びとなっている.本シンポジウム参加者は米国,ロシア,カナダ,中国,韓国等外国人参加者を含めて100名以上に及ぶものと見込まれ,国際的にも本研究分野への強い関心と本研究グループへの高い評価が窺われる.研究公表および学会活動については,研究成果報告書(冊子)中に各研究者の研究概要及び主要公表論文として示した.
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