クリーネストエネルギーとしての水素ガスの生産のための生物資源の開発戦略-窒素固定研究グループと水素発生研究グループの学際的共同研究-
Project/Area Number |
05353012
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Research Category |
Grant-in-Aid for Co-operative Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Plant nutrition/Soil science
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
渡辺 巖 三重大学, 生物資源学部, 教授 (40003751)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
南沢 究 茨城大学, 農学部, 助教授 (70167667)
宮本 和久 大阪大学, 薬学部, 教授 (30028849)
熊沢 修造 東海大学, 海洋学部, 教授
魚住 武司 東京大学, 農学部, 教授 (40011978)
小野寺 一清 東京大学, 農学部, 教授 (90012773)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1993: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | 水素ガス / 窒素固定 / ニトロゲナーゼ / ヒドロゲナーゼ / ラン藻 / エネルギー資源 |
Research Abstract |
水素ガスもっともクリーンなエネルギーとして将来が期待されている。いろいろな微生物を用いて水素ガスの生産をしようという計画も盛んにすすめられている。水素ガスは酵素ヒドロゲナーゼかニトロゲナーゼの働きによって生成される。従来ヒドロゲナーゼや水素発生の研究.開発を進めてきた研究者とニトロゲナーゼによる窒素固定の研究者の相互の交渉はほとんどなかった。そこで窒素固定研究グループと水素発生研究グループとが一堂に会して,相互の研究の発展を学び,ニトロゲナーゼ.ヒドロゲナーゼ系のそれぞれの長所を取った新技術の開発の戦略を討論することが急務であると考えてこのグループが組織された。 この戦略の可能性及び研究の広がりへの期待をこのプロジェクトで討議し,より大きな国内的.国際的プロジェクト提案の足掛りとしようというのが目的である。 第一回の会合(平成5年7月)で研究・討議の基本を決めた。この問題についての一般に公開されたワークショップを平成5年12月に東京都町田市玉川大学で開催した。メンバー以外に日本から水素ガス生産.利用の実際にたずさわっている技術者の三菱重工株式会社黒田健之助氏とアメリカのニトロゲナーゼの遺伝生化学の権威Virginia Polytec水素ガスnique InstituteのW.E.Newton氏とドイツのヒドロゲナーゼの遺伝生化学の権威Marburg UniversityのA.Klein氏を専門家としてお招きした。 この講演会には大学、会社研究所から70名近い参加があった。このワークショップのあとメンバーの第二回会合をもった。このワークショップの発表内容は若干のメンバーの投稿を加えて英文を主とした報告集として刊行した。この報告が窒素固定と水素発生の研究者の学際的協力を促すのみならず、水素ガスの生産技術に関心を持っている技術者に重要な情報を提供するだろうと期待している。 またメンバーの討論をもとに、ヒドロゲナーゼとニトロゲナーゼの遺伝工学.蛋白工学的改良、水素発生プロセスの生態工学的開発を中心にした次の研究プロジェクト(総合A)を平成7年度に提案する予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)