Project/Area Number |
05451024
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
教育・社会系心理学
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Research Institution | Showa Women's University |
Principal Investigator |
内須川 洸 昭和女子大学, 文学部, 教授 (60014669)
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Project Period (FY) |
1993 – 1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 1994: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1993: ¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
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Keywords | 吃音の予後 / 吃音の予防モデル / 吃音の類型的診断 / 学童吃音 / 幼児吃音 / U仮設 / 自然治癒 / 吃音の発生予防 / U仮説 / 吃音の予防 / 吃音の治療 |
Research Abstract |
吃音児の発生予防を目的として計画された研究であるが、「U仮設の類型化診断」手続きを適用して吃音の進展を評価した場合に、果たして予測可能か検討した。U仮設による診断類型のうち、 (1)U-1:A-1に該当する症例を発見し、自然治癒との関連を明らかにすること。 (2)U-4:B-1,U-4:A-2,U-4:B-2に該当する症例が吃音の予防に関連することを明らかにすること。 平成5年度の研究から、該当症例の入手が極めて困難なことが判明したので、少数例に絞ってようやく症例Aを獲得した。 平成6年度の本研究から以下の結果が明らかとなった。 1)症例Aには、U-4:B-2という類型化診断がなされ、現段階では、予防の可能性が見られた。しかし確定するには完全な治癒まで数年を必要とすること。 2)従来、自験例として治癒した症例Pは、超早期発吃型女児で、類似症例として対比することができた。その結果、同じくU-4:B-2の診断類型であった。 3)吃音の進展の速さ・改善の困難度から、理論的には、類型診断上、U-4:B-2>U-4:B-1>U-4:A-1の関係が想定されることから、これらの診断類型も同様に凡そ予防の可能性が予想された。しかし症例による実証は今後の課題である。 4)診断過程で、(1)親子吃音関係診断テスト、(2)吃音児行動チェックリツト、(3)環境状況チェックリスト、(4)吃音児言語態度チェックリストは有効であった。
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