ゴルジ装置の形態形成と振り分け機構に関する形態学的研究
Project/Area Number |
05454137
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
General anatomy (including Histology/Embryology)
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
山科 正平 北里大学, 医学部, 教授 (90013987)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
玉木 英明 北里大学, 医学部, 講師 (30155246)
瀬川 彰久 北里大学, 医学部, 講師 (50154638)
酒井 康弘 北里大学, 医学部, 助教授 (00050625)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥6,400,000 (Direct Cost: ¥6,400,000)
Fiscal Year 1993: ¥6,400,000 (Direct Cost: ¥6,400,000)
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Keywords | ゴルジ装置 / 耳下腺 / 腺房細胞 / 分泌 / ブレフェルジンA / オカダ酸 / 免疫組織化学 |
Research Abstract |
ゴルジ装置の正常な機能発現における層板構造の存在の意義を明らかにするため、ブレフェルヂンA(BFA)で一旦層板構造を崩壊させた後の回復期を利用して、形態形成における細胞骨格の役割、正常な物質振り分け機能の発現と形状との関連を電顕免疫組織化学法により精査した。また蛋白リン酸化の阻害剤であるオカダ酸(OA)にもBFAと類似の効果があることが判明したので、その作用についても検証した。 1.ゴルジ装置の形態形成に与える微小管の作用:BFA除去2時間目までにゴルジ装置の層板構造が急速に回復したが、抗微小管剤であるnocodazoleの添加により層板構造の回復は傷害された。そのた層板構造の形成が微小管によって調節されていることが推定された。 2.選別輸送機構の発現における形状との関係:回復過程のゴルジ装置についてtransゴルジ領域を認識するGF-1抗体と分泌蛋白であるamylaseの免疫電顕法を実施して、GF-1もamylaseと同様に分泌顆粒に移行し、細胞の自由面ばかりでなく基底面からも分泌する事を認めたため、正常な分泌経路の決定と選別機構の作動にあたり、ゴルジの層板構造の存在が前提になるものと推定した。 3.ゴルジ装置の形態と機能に与えるOAの作用 【.encircled1.】OAの投与によりゴルジ装置の層板構造は急速に失われて小空胞集団に変わった。またその除去後4時間までに層板構造の回復を認めた。この結果よりERからゴルジ装置への物質輸送にあたり蛋白のリン酸化が関与するものと結論した。 【.encircled2.】OAからの回復期に抗微小管剤を加えておくと層板の回復はおきなかった。また回復期にGF-1とamylaseの免疫電顕を行うと、両者はBFAからの回復期におけると同じ行動を示した。層板構造の存在と機能発現との連関は普遍的な現象と理解できる。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)