性ホルモン受容体の発現調節と機能からみた骨粗鬆症の成因に関する分子生物学研究
Project/Area Number |
05454316
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
内分泌・代謝学
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
折茂 肇 東京大学, 医学部(病), 教授 (00143438)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
水野 有三 東京大学, 医学部(病), 医員
金木 正夫 東京大学, 医学部(病), 医員
井上 聰 東京大学, 医学部(病), 助手 (40251251)
細井 孝之 東京大学, 医学部(病), 助手 (40240709)
大内 尉義 東京大学, 医学部(病), 講師 (80168864)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥7,200,000 (Direct Cost: ¥7,200,000)
Fiscal Year 1993: ¥7,200,000 (Direct Cost: ¥7,200,000)
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Keywords | 性ホルモン / エストロゲンレセプター / アンドロゲンレセプター / 骨芽細胞 / 破骨細胞 / 骨粗鬆症 / 分子生物学 |
Research Abstract |
今年度我々は、骨芽細胞ならびに破骨細胞における性ホルモン受容体の発現とその調節に関し、ヒトおよびマウス骨芽細胞ならびにウサギおよびマウス破骨細胞に関して抗エストロゲンレセプターモノクローナル抗体、抗アンドロゲンレセプターモノクローナル抗体を用いた免疫組織化学染色、加えてmRNAレベルでの発現をNorthern blot analysisとreverse transcriptase polymerase chain reactionにより確認した。これらの結果の一部は論文は学会で発表されたとともに論文発表されている。骨芽細胞においては基礎実験により性ホルモンレセプターの発現に細胞レベルでのheterogeneityが存在することが認められた。このためS期二重同調培養法を用いて同調した細胞をもちいることにより細胞周期とレセプターの発現ならびに細胞機能との関連を検討し現在論文は投稿中である。 さらにエストロゲンレセプターのDNA結合部位(ER-DBD)を遺伝子工学的に作製し、ER-DBDと制限酵素で切断したヒトゲノムのfragmentとを用いてフィルターバインデイング法にて新しいEREを得た。これをプローブとしその近傍にある新規なエストロゲン応答遺伝子をクローニングした。この遺伝子の骨の細胞における発現と機能についてさらに検討をくわえている。 正常者と骨粗鬆症患者における性ホルモン受容体遺伝子ならびに性ホルモン応答遺伝子の構成的相違の有無については多数の正常者ならびに骨粗鬆症患者の末梢血白血球よりDNAを抽出し、現在解析をすすめている。
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Report
(1 results)
Research Products
(7 results)