ジーンターゲティング法で作製した変異マウスによる遺伝病の発症機構の解析
Project/Area Number |
05454579
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Human genetics
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Research Institution | 山梨医科大学 |
Principal Investigator |
前田 秀一郎 山梨医科大学, 医学部, 教授 (10117244)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡田 芳家 山梨医科大学, 医学部, 助教授 (70037274)
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Project Period (FY) |
1993 – 1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥6,700,000 (Direct Cost: ¥6,700,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 1993: ¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,900,000)
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Keywords | アミロイドーシス / トランスサイレチン(プレアルブミン) / 疾患モデルマウス / 家族性アミロイドポリニューロパチー / ジーンターゲティング / 胚幹細胞 / 血清アミロイドP成分 / トランスジェニックマウス / 遺伝性疾患 |
Research Abstract |
血清アミロイドp成分(SAP)は、全てのアミロイドに共通の微量成分として存在し、アミロイド沈着を促進することを示唆する種々の知見が報告されているが、確証はない。先に我々は、家族性アミロイドポリニューロパチー(FAP)のトランスジェニックマウスモデルを用いて、SAPがアミロイド沈着に関与するとしても、その血中濃度は正常値で充分であることを示唆する実験結果を得た。そこで、本研究では、ジーンターゲティング法でSAPを完全に欠損した無SAPマウス株を作製し、これを用いて、SAPがFAPにおけるアミロイド沈着にどう関与するかを明らかにすることを目的に遂行し、以下の結果を得た。1.マウス胚幹(ES)細胞株CCEの由来した129/Sv/Evマウスの遺伝子ライブラリーより単離したsap遺伝子領域を用いて、以下のような置換ベクターを構築した。置換ベクター:5′-flanking region(約1.6kb)及び3′-flanking region(約8.7kb)を含む全sap遺伝子の第2エクソンに、ES細胞で発現するGK(phospho-glyserate kinase)プロモーターに接続したG418耐性遺伝子挿入し、さらに、ES細胞で発現するMCIプロモーターに接続した単純ヘルペスウイルスのtk遺伝子を3′端に結合したもの。2.この置換ベクターをCCE細胞株に導入し、ベクターを取り込んで、G418とFIAUとに耐性となった250コのクローンの中から相同組換えでsap遺伝子に挿入変異が導入された6コの細胞株をサザーンブロット法及びPCR法で選択した。3.これらsap遺伝子に挿入変異をもつES細胞の中から4コを選んでC57BL/6マウスの胚盤胞に注入し、キメラマウスを得た。4.これらキメラマウスの雄とC57BL/6マウスの雌とを交配させ、2匹の雄キメラマウスが生殖細胞のsap遺伝子に挿入変異を持つことを確認した。5.現在、一対のsap遺伝子の一方に変異を持つマウス株同志の交配により、変異sap遺伝子のみをもつ無SAPマウス株の確立を目指している。
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Report
(3 results)
Research Products
(12 results)