フラクタル手法による景観構成のためのCDAシステムの開発
Project/Area Number |
05555162
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Research Category |
Grant-in-Aid for Developmental Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Architectural history/design
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Research Institution | Akashi National College of Technology |
Principal Investigator |
吉村 公男 明石工業高等専門学校, 建築学科, 助教授 (40132625)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
二宮 博 明石工業高等専門学校, 一般科目, 教授 (20043424)
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Project Period (FY) |
1993 – 1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1994: ¥200,000 (Direct Cost: ¥200,000)
Fiscal Year 1993: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
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Keywords | フラクタルフォーム / 空間図式 / アフィン変換 / 写像の合成 / 多義的形象 / CADシステム / フラクタル曲線生成規則の変形 / 景観分析 / 潜勢的形態 |
Research Abstract |
異種のフラクタルの重ね合わせに関して、フラクタルフォームは元来複数の写像から構成されるものであることに着目し、特徴的な写像の組み合わせに関して平面上での検討を行った。 まず一つの線形変換による縮小写像を考え、次の写像を基本形式として取り上げた。 (1)全体から一つの点に集中していくもの;これはランドマークのように一つの中心を周囲に対して誇示するものである。 (2)動線的に進みながら一つの集積点に近づいていくもの;今回は直線的に進むもの、雁行して進むもの、渦巻状に進むものについて検討した。これは空間構成における軸線的なものを想定している。 次に、以上の単純な図式のそれぞれに組み合わせる交換として、環境条件に対応づけられるような縮小・平行移動・回転という操作を検討した。このことによって空間構成に対して描かれる単純な形式が、想定した条件によって変形されたものが得られた。 結果としての図形は奇妙に捻じれていたり、形式性が読み取りにくくなったりしており、フラクタルの解説書で紹介される典型的な図形とは異なっている。典型的な例は限られた単純な写像の対からできており、より自由に写像を組み合わせても意味のある形象を作りうることを示した。変換のN回目の結果としての図形と、N回目までの写像の履歴も示した図とでは、読み取られる形式性も異なり、このことから、フラクタルフォームは多義的な空間図式を含みうる事も示した。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)