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慣れの測定と聴覚における情報処理の関係

Research Project

Project/Area Number 05610065
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 実験系心理学
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

難波 精一郎  大阪大学, 教養部, 教授 (40029616)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 桑野 園子  大阪大学, 教養部, 助教授 (00030015)
Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1993: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Keywords慣れ / 慣れの測定 / カテゴリー連続判断法 / 聴覚 / 情報処理
Research Abstract

「慣れ」について検討するためには長時間の刺激を用い,日常生活に近い自然な状況下で実験を行う必要がある。今回はそのための刺激として,家庭にいて日常生活の中で聞こえる音の中から、物売りの声,テレビからの音声,洗濯機,掃除機,自動車交通騒音など現実の音を用いた。刺激の継続時間は10数分〜90分とした。実験1では精神作業をしながら,実験2ではテレビの画面をみながら,聞こえてくる様々な音の評価をカテゴリー連続判断法により連続的に行うよう被験者に求めた。なお,カテゴリー連続判断法は時々刻々変化する刺激を聞いて,時々刻々の印象をコンピュータのキーボードを用いて入力する方法で,印象が変わった時,対応するキーを押し,印象がかわらなければキーを押す必要はない。しかし,精神作業を課した実験1では一定時間被験者がキーを押さなければ,モニタに押し直すよう警告を提示し,警告がでているにもかかわらずキーを押さなかった時間を測定し,慣れの指標とした。また,実験2ではテレビで映像をみながらの音の評価を行う条件と音のみを提示した条件の比較を行った。これらの実験から次のことが示唆された。
1)慣れを測定する指標として,音に対する反応回数が適当である。すなわち,被験者が課題に熱中し音に対する判断を忘れた時間や,あるいはある時間内での音に対する反応回数などが,慣れの指標となりうる。
2)音圧レベルの低い音の方が高い音よりも慣れやすい。
3)「慣れ」は音が気にならない,主観的にはいわば聞こえていない状態に近く,音の大きさの印象が減少するわけではない。
4)「慣れ」には個人差が大きく,音に慣れやすいグループと慣れることが難しいグループがあり,アンケート調査と実験の結果間でよい対応がみられた。

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report

Research Products

(1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 難波精一郎: "騒音に対する慣れの測定と個人差" 日本心理学会講演論文集. (1994)

    • Related Report
      1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-03-31   Modified: 2016-04-21  

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