アメリカおよびイギリスの現代教育改革における教師の位置とその地位に関する比較研究
Project/Area Number |
05610193
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Educaion
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
榊 達雄 名古屋大学, 教育学部, 教授 (10022401)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
植田 健男 名古屋大学, 教育学部, 助教授 (10168627)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 1993: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | 教師の位置 / 教師の地位 / アメリカの教育改革 / 教師の資質向上 / 教職の専門職性 / 1988年教育改革法 / 地域教育経営 / 学校理事会 |
Research Abstract |
本年度の研究実施計画に基づいて、 1、1980年代を中心としたアメリカおよびイギリスにおける教育改革、ならびに教師の地位に関する資料を収集するとともに、本研究課題に関係のあるわが国における資料も収集した。 2、アメリカにおける教育改革、教師の資格付与、教師のメリット・ペイ、教員センター等、およびイギリスの1988年教育改革法に基づく地域教育経営、学校理事会への父母参加等に関するわが国の先行研究を整理した。いずれも本研究課題に即した研究ではないので、本研究からは一定の距離があり、それぞれの分野の紹介が中心であるが、現在までに行われてきている研究の方法、範囲等を知るとともに、教育改革の展開のなかで、教師の位置も、その地位も相当に揺れていることを知ることができた。 3、到着が遅くなった資料もかなりあり、収集した資料を十分に分析するにはなお時間が必要であるが、現在までの分析によれば、アメリカおよびイギリスの教育改革において、従来主導的役割を果す分野も多くあり、すなわち多くの分野で主要な位置を占めていたが、最近は教師の専門的事項にまで父母・住民の発言を認めるとともに、教育行政や教育経営への父母・住民の参加を保障しようとする傾向が現れており、改めて教職の専門職性はいかにあるべきかが問われている。そのなかで教師の権限がときに不当に狭められたり、教師の賃金・労働条件が必ずしも向上せず、ときには低下したりしている。他方、その他の国の状況についても知見を得るように努めた。今後は、収集した資料の分析を十分なものにするとともに、その他の国の状況とも比較して、アメリカおよびイギリスの教育改革における教師の位置とその地位保障の内容の意義・問題を解明し、それに照らし、わが国の場合の課題を考察する予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)