Project/Area Number |
05640017
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Algebra
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
和田 倶幸 東京農工大学, 工学部, 助教授 (30134795)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
間下 克哉 東京農工大学, 工学部, 助教授 (50157187)
若林 功 東京農工大学, 工学部, 教授 (50087003)
横手 一郎 東京農工大学, 工学部, 教授 (60021888)
小松 啓一 東京農工大学, 農学部, 助教授 (80092550)
田代 俶章 東京農工大学, 農学部, 教授 (00014928)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 1993: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | 有限群 / 表現 / モジュラー表現 / ブロック / カルタン行列 / ペロン・フロベニウス固有値 / 根基 / 巾零指数 |
Research Abstract |
Gを有限群、標数p>0の代数的閉体F上の群環をFGとし、そのblockをB、Bのdefect groupをDとする。BのCartan行列のCの固有値、特にPerron-Frobenius固有値ρについてはあまりよく知られていなかったが、我々は次のようないくつかの事実を発見した。 1.trivial FG-加群のprojective coverの次元をu、Gの最大正規p-部分群の位数をqとすると、q≦ρ≦uが成り立つ。Gがp-可解群のとき、あるいはDが巡回群のときは、ρ≦|D|が成り立つ。ここで一般の場合の評価式において、下限と上限が共にBに無関係な量であるのは、満足すべき結果ではない。Bに依存する量であってかつきれいな形で書けることが望ましい。 2.ρは整数とは限らないが、もし整数ならば|D|以下のpのべきになることがわかった。Dが巡回群のときは、|D|に一致する。これが巡回群でなくても一般に成り立つのではないかと思われるが、まだ未解決である。 3.ρはCの様々な性質を反映している。Cの列和達はBに属する既約FG-加群のprojective cover達の組成因子の個数を表している。一般にρは列和達の平均の値に近く、従ってBの根基のべき零指数t(B)と何等かの関係があると思われる。Dが巡回群のとき、またBがtame typeのときなどは、t(B)≦ρが成り立つ。その他いくつかの結果から、我々は、任意の群、任意のblock Bについてt(B)≦ρが成り立つであろうと予想している。しかし、まだGがp-可解群のときすら、未解決である。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)