Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小池 茂昭 埼玉大学, 理学部, 助教授 (90205295)
長瀬 正義 埼玉大学, 理学部, 助教授 (30175509)
桜井 力 埼玉大学, 理学部, 助教授 (40187084)
酒井 文雄 埼玉大学, 理学部, 教授 (40036596)
佐藤 祐吉 埼玉大学, 理学部, 教授 (80008812)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1993: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Research Abstract |
本研究は,特異な境界条件を持った偏微分方程式の最適制御理論の数学の各分野からの総合的な共同研究である. 1 ビーム,プレートを支配する偏微分方程式その他いくつかの偏微分方程式に関する最適制御理論については,解の一意存在定理,最適条件,可制御性などが得られており,これらについて特異な境界条件を付して研究することは可能である. 2 ロボットアームの運動の制御問題に関し,線形システムの場合に解の一意存在定理,近似可制御性については,京都大学数理解析研究所の講究録に研究代表者辻岡の得た結果が発表されている. 3 非線形制御理論について (1)可制御性は不動点定理および,関数解析的なHUM法を用いた研究が盛んで,LIONS学派のLIONS,ZUAZUA,イタリヤのLADIESKA,TRIGGIANI,東大の山本,熊本大の内藤,神戸大の中桐等の研究がある.最適理論については,凸解析の手法が用いられ,中国のYONG,米国のFATTORINIの研究がある. (2)粘性解の理論について,研究分担者小池およびその共同研究者によって,いくつかの秀れた成果が得られており,専門学術雑誌に発表もしくは発表が決定している. 4 代数学的あるいは幾何学側面からは,研究分担者竹内,酒井,長瀬の結果がありそれぞれ発表予定である.
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