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極端に重い電子系CePt_2Sn_2の単結晶による系統的研究

Research Project

Project/Area Number 05640419
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 固体物性Ⅱ(磁性・金属・低温)
Research InstitutionYamaguchi University

Principal Investigator

岩田 允夫  山口大学, 理学部, 教授 (50034715)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 栗栖 牧生  北陸先端科学技術大学院大学, 助教授 (00161753)
Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1993: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Keywords重い電子系 / 近藤系 / CePt_2Sn_2
Research Abstract

CaBe_2Ge_2型の三元化合物CePt_2Sn_2の極端に重い電子系およびRKKY-近藤相互作用の競合系としての振る舞いを明らかにすることを目的として研究を行った。まず、より良質の単結晶を育成するために、単結晶育成装置の改良を行った;すなわち、高真空排気装置を購入し、アーク炉内の雰囲気のよりいっそうの清浄化をはかった。その結果、育成された単結晶の表面状態にかなりの良化(酸化の減少)が見られた。こうして得られた単結晶を用い、中性子回折を行ったが、0.45Kまで磁気的秩序は見られなかった。また、最近、Dr.G.M.Kalvius等によって、低温でのμSRの測定が行われ数10mKまで、磁気的秩序がないことが明らかにされた(private communication)。したがって、この化合物で見られる極端に大きな比熱の温度係数は、重い電子によるものであると考えられる。このことをさらに調べるために、すなわち非常に強い電子相関を見るために、低温における中性子非弾性散乱実験をKalvius博士等との共同研究として進めており、現在、大きな単結晶の育成を試みている。次に、多〜単結晶の結果の違う原因をさぐるために、化学等量比のずれた試料CePt_2Sn_<2+>δ(-0.2<δ<+0.2)の作成を試みた。しかし、二相分離がおこり単一相の試料が得られなかった。現在、試料作成条件および焼鈍条件などをかえ、これらの単一かつ良質試料作成を継続している。さらに、これまでに得られている単結晶による極低温でのNMR測定も進行中である。今後、現在作成を試みている試料ができしだい、当初の計画どおり、比熱、電気抵抗、磁気抵抗、ホール効果などの低温での測定を行い、この化合物の重い電子系としての本質を明らかにしていくつもりである。

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-04-01   Modified: 2020-05-15  

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