Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1994: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1993: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Research Abstract |
アモルファス材料の特性は作製プロセスに強く支配される。そこで本研究では液体急冷法、めっき法、ランダム化処理等の作製プロセスについて検討を行った。 液体急冷法により作製したCu-Zr非晶質合金[Ref.Journal of Advanced Science,ISSN 0915-5651,6,(1994)22.]およびBi系酸化物ガラス[Ref.Advanced Materials '93,VI/A: Superconductors,Surface and Superlattices,edited by H.Sasaki et.al.,Trans.Mat.Res.Soc..,Volume 19A,1994 Elsevier Science B.V.,pp.467-469]の特性は冷却速度と合金元素の添加に強く支配される。一方、めっき法によるFe-W非晶質合金の形成は、pH値と電析速度に強く支配されることが分かった。[Ref.Journal of Materials Science Letters,14,(1995)1-3] ところで、作製されたままのアモルファス合金の多くは、材料として不均質である。そのため、磁気ヘッドなどに実用化する際、均質化処理が施される。時効処理はアモルファス合金を均質化するのに有効であるが、同時に、アモルファス材料としての特性の低下を招くことがしばしばある。その欠点を克服するために、ランダム化処理という新たな均質化処理を提案している。ランダム化処理はショット・ピ-ニングにより行われている。この処理により、液体急冷法で作製したFe-Si-B合金[Ref.Journal of Materials Science,29,(1994)5589-5592]や、めっき法で作製したFe-W非晶質合金[Ref.Journal of Advanced Science,ISSN 0915-5651,in press.]において、延性の向上を確認した。
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