病態解析を目標とする抱合型異常胆〓酸の直接GC-MS測定法の開発
Project/Area Number |
05640692
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
分離・精製・検出法
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
飯田 隆 日本大学, 工学部, 教授 (60060125)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 1993: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 異常胆汁酸 / 抱合型胆汁酸 / 胆汁酸グリコシド / ガスクロマトグラフィーマススペクトル / メチルエステル-ジメチルエチルシリルエーテル / 肝胆道疾患 |
Research Abstract |
近年、ステロイド核上の水酸基にグルクロン酸、N-アセチルグルコサミンあるいはグルコースの結合した抱合型異常胆汁酸がヒト体液中に見い出され、しかもこれらが肝胆道疾患時に顕著な量で排泄されることが明らかにされ、これらの体内動態と各種肝胆道疾患との関係から信頼度の高い分析法の確立が強く求められている。しかし、グリコシド抱合体は、標品が得難く、しかも相互の構造が酷似するばかりか、水溶性に富み、高極性・難揮発性のため、そのガスクロマトグラフィー・マススペクトロメトリー(GC-MS)分析は極めて困難な課題になっている。そこで、本研究では、有機化学的手法を駆使し、リトコール酸、ケノデオキシコール酸、ウルソデオキシコール酸、デオキシコール酸、コール酸及びヒオデオキシコール酸を対象とし、一連のグルクロニド、N-アセチルグルコサミニド及びグルコシド抱合体胆汁酸標品を合成した。ここで得られた標品を用い、分離能、感度、特異性、構造解析に優れるGC-MSに着目し、抱合体の水解を必要としない直接分析法に種々検討(カラムの選択、誘導体化法)を加えた。その結果、カラムに高温耐熱性・無極性ジメチルシリコンの薄膜(0.15mum)化学結合・架橋型Ultra Alloy-1(HT)金属キャピラリーカラムを使用し、試料をメチルエステル-ジメチルエチルシリルエーテル誘導体として、本カラム上で測定するとき、いずれも鋭い対称性の良い単一ピークを比較的短時間で与え、異性体の相互分離にも優れるばかりか、高い検出感度の得られることを見い出した。本研究成果は、生体内抱合型異常胆汁酸の体内動態を究明する上で大いに役立つものと期待される。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)