インデューサ内部のキャビテーション流れと壊食の予測システムに関する研究
Project/Area Number |
05650170
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Fluid engineering
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Research Institution | Toyama Prefectural University |
Principal Investigator |
田原 晴男 富山県立大学, 工学部, 教授 (10133018)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
李 先基 富山県立大学, 工学部, 助手 (90232107)
藤川 重雄 富山県立大学, 工学部, 助教授 (70111937)
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Project Period (FY) |
1993 – 1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1994: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 1993: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 遠心ポンプ / インデューサ / キャビテーション / 内部流れ / 衝撃圧 |
Research Abstract |
遠心ポンプに取り付けられたインデューサ内部のキャビテーションの解明とキャビテーションによるエロージョンの予測システムの確立を目的として,本年度は以下の実験を行った. 1.インデューサ内部のキャビテーション流れの可視化 2.インデューサ壁面の非定常圧力の測定 3.インデューサ前後の流速変動の測定 その結果,以下のことを明らかにした. 1.インデューサの入口角の増大,流量・吸込圧の低下とともに,インデューサ内部にはくりが進行し,壁面圧力波形の歪や乱れが大きくなる. 2.キャビテーションはインデューサ入口側から出口側へ領域,規模ともに発達し,不安定な状態になっていく. 3.インデューサの使用による吸込性能の改善は,最高効率流量付近で著しく,インデューサ入口側逆流流量で急激に小さくなり,それ以下の流量ではあまり見られない. 4.NPSHを下げた時のキャビテーション流れは比較的安定であるが,流量,入口角の変化によるはくりなどが原因で生じたキャビテーションは不安定である. 今後,上記実験を継続して行うとともに,衝撃圧センサを製作してキャビテーションエロージョンとの相関を研究してゆく予定である.
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)