Project/Area Number |
05650346
|
Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
情報通信工学
|
Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
河野 隆二 横浜国立大学, 工学部, 助教授 (90170208)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
今井 秀樹 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (70017987)
|
Project Period (FY) |
1993
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
|
Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1993: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
|
Keywords | スペクトル拡散通信 / 無線LAN / ディジタルフィルタ / アレーアンテナ / CDMA / 空間フィルタリング / 干渉除去 / マッチドフィルタ |
Research Abstract |
スペクトル拡散通信方式に基づく無線LANの実用化において、重要な通信品質の劣化要因、伝搬特性、測定法、監視管理方式、ASICなどに関する最新動向を調査し、その対策技術を検討した。具体的には、 (1)ISM機器などの狭帯域干渉を抑圧、除去する時間・空間フィルタリング方式の考案:ISM機器やレーダなどによる狭帯域干渉を除去・抑圧するためのディジタルフィルタとアレーアンテナによる時間・空間領域の適応信号処理方式および、誤り訂正符号との組合せ方式を考案した。 (2)同一CDMAシステム内の周波数利用効率の改善方式の考案:同一CDMAシステム内で生じる多局間干渉を低減し、周波数利用効率を改善するための拡散符号の構成、時間・空間領域における干渉除去方式を考案した。 (3)他システムに与える影響の解析とそれを抑制するSS信号の測定法と監視管理方式の考案:SSシステムの利用地域内の既存システムに与える影響の理論的解析と、この影響を抑制するための管理に必要なSS信号の測定法と許容値の決定法を検討した。 (4)秘匿・秘話性と監視管理を両立する方式に関する理論検討:SSシステムの秘話・秘匿性を高めることと電波監視管理を容易にすることを両立する問題を理論的に解決する方法を検討した。 (5)SS用ASICの開発に関する理論検討:FH用のDDSやDS用のマッチドフィルタなどの精度・効率を改善する構成、アルゴリズムを検討した。 (6)SS無線LANの試作と理論解析:SS無線LANシステムを試作し、上記(1)〜(5)の具体的な方式を情報理論、信号処理論の立場から評価、解析した。これを通じて、本研究の実現性と発展性を検討した。 (7)総合評価と研究発表:上記(1)〜(6)に基づき、本方式の特長と問題点を明らかにし、問題点を克服する方式を研究した。また、本研究を通じて得られた成果をまとめ、学会において報告した。
|