Project/Area Number |
05650354
|
Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
情報通信工学
|
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
菊野 亨 大阪大学, 基礎工学部・情報工学科, 教授 (50093745)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
楠本 真二 大阪大学, 基礎工学部・情報工学科, 助手 (30234438)
角田 良明 大阪大学, 基礎工学部・情報工学科, 助教授 (40233671)
|
Project Period (FY) |
1993
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
|
Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 1993: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
|
Keywords | 通信プロトコル / プロトコル検証 / プロトコル合成 / リスポンシブシステム / リアルタイム / フォールトトレランス / マルチプロセッサシステム / 通信サービス |
Research Abstract |
1.リスポンシブ機能の検証法:リアルタイム機能とフォールトトレランス機能の両者を備えている通信プロトコルをリスポンシブプロトコルと呼ぶ.通信プロトコルがこの機能を備えているか否かを検証するには,任意の異常状態から正常状態への回復が与えられた時間内で実現できることを示さなければならない.この検証について検討した結果,通信プロトコルのシステム状態を有限な述語で表現し,全てのシステム状態が正常状態に到達することを調べるという自動検証法を考案した. 2.リスポンシブ機能の合成法:通信サービス仕様から通信プロトコル仕様を自動生成する方法について検討した.その結果,メッセージ再送およびチェックポイント・ロールバックリカバリというリスポンシブ機能を備えた自動合成法を提案した.この方法に基づいた合成システムを試作して,X.25呼設定・呼解放プロトコルなどの合成実験を行った.実験により,通信サービス仕様の規模にほぼ比例した時間で通信プロトコル仕様が生成できることが判明した. 3.マルチプロセッサシステムの性能評価:マルチプロセッサシステムのリスポンシブネスを,与えられたシステムアーキテクチャにおいて故障の発生にもかかわらずジョブの実行を継続させることができる確率と定義し,4種類のシステムアーキテクチャに対するリスポンシブネスを求める方法を提案した.更に,マルチプロセッサシステムの再構成がリスポンシブネスに与える影響について考察した.
|
Report
(1 results)
Research Products
(6 results)