曲げ圧縮応力状態がコンファインドコンクリートの横補強筋の拘束機構におよぼす影響
Project/Area Number |
05650536
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Building structures/materials
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
中塚 佶 大阪大学, 工学部, 助手 (60107133)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1993: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | コンファインドコンクリート / 高強度 / 拘束機構 / 横補強筋 / 形状 |
Research Abstract |
コンファインドコンクリートの利用によって、コンクリート曲げ部材に十分な粘り強さを付与できることが明らかになっている。一方、材料が高強度化する趨勢化において、高強度な横補強筋とコンクリートで構成されるコンファインドコンクリート、ならびに柱、梁部材における曲げ圧縮応力をうけるコンファインドコンクリートの強度・変形特性は十分に明確にされていない。 本研究では、(a)各種形状を有する横補強筋の拘束機構、ならびに(b)高強度コンクリート(Fc800,1200kg/cm^2)および高強度横補強筋(σy=13000,8000(,4000)kg/cm^2)を用い、さらに平均拘束応力を220kg/cm^2にまで変化させたコンファインドコンクリートの強度・変形特性を調べた。その結果、つぎのようなことが分かった。 (1)形状が囲形の角形横補強筋では、中子筋は均等に配筋された方が良い拘束効果を示す。平均拘束応力が同じならば、中子筋の太さおよび降伏強度にかかわらず、ほぼ同様の拘束効果を示した。 (2)高強度コンクリートにおいて、高強度横補強筋を有効に利用するためには、大きな平均拘束応力を同時に、剛性の高い太い鉄筋の使用も必要である。 (3)Fc1200kg/cm^2級のコンクリートでも、太い鉄筋で平均拘束応力が220kg/cm^2程度以上の横補強を施せば、粘り強い応力-ひずみ関係をもつコンファインドコンクリートが得られる。 今回の研究によって、形状および材料強度の影響がほぼ明らかに出来たと考えている。今回、これらコンファインドコンクリートの曲げ圧縮応力下での性状を調べられなかったが、これについては次年度以降に行う予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
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