Project/Area Number |
05650565
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Architectural environment/equipment
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Research Institution | Nagasaki Institute of Applied Science |
Principal Investigator |
濱砂 博信 長崎総合科学大学, 工学部, 助手 (70150828)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1993: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | エアロゾル / 海塩の飛来傾向 / ステンレスプレートの耐候性 / 降下ばいじん / 酸性雨 |
Research Abstract |
【.encircled1.】海塩飛来傾向の観測:JIS-Z2381(屋外暴露試験方法通則)に基づく観測を実施。風向風速の観測も同時に実施した。ガーゼ捕集体への海塩付着量は、海岸線からの距離が大きくなるにつれ減少する傾向を示した。 【.encircled2.】ステンレスプレートの暴露試験では、裏面の方が表面より腐食が進行している傾向にある。これは、表の面に付着した腐食成分が降雨により洗い流されることによるものではないかと思われる。 【.encircled3.】降下ばいじん量・酸性雨の観測:雲仙の火山活動による降灰の状況を降下ばいじん量として調べ、ステンレスプレートの暴露試験の結果との関係について検討した。通常は裏面が錆発生量が多いが、海塩の影響を受けにくい地点では表面の方が錆発生量が多いケースがみられた。これは降下ばいじんの影響をうけたものと推測するが、今後の追跡調査により明らかにする。 【.encircled4.】温、結露、降雨などの気象観測を実施しデータロガーに収録した。ステンレスプレート表面の濡れ回数、およびその他の環境因子と、腐食の関係を明らかにするためには、更に継続的な調査が必要である。 【.encircled5.】環境因子の解析にあたっては腐食性ガスの観測、降下ばいじんの定性的分析を含む調査の実施が必要であることが明かとなった。
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