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液体クロマトグラフィーの高機能化のための固定相の開発

Research Project

Project/Area Number 05650810
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 工業分析化学
Research InstitutionGifu University

Principal Investigator

竹内 豊英  岐阜大学, 工学部, 助教授 (40135322)

Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1993: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Keywordsカラム液体クロマトグラフィー / 固定相 / 高機能化 / 分離モード / オンカラム検出
Research Abstract

本研究は,カラム液体クロマトグラフィーにおいて固定相を物理的あるいは化学的に修飾して新たな機能を発現させることを目的とした。本年度は,イオン交換樹脂にイオン交換により種々のイオン性試薬を導入し,イオン交換以外の保持機能を持たせることを試みた。例えば,ドデシルスルホン酸ナトリウム(SDS)を導入した陰イオン交換樹脂は,逆相分配モードで使用でき,アルキル基結合型シリカゲル充填剤と同等の分離特性や性能を示すことが明らかとなった。塩を含まない移動相を用いるときは,導入したSDSは陰イオン交換樹脂に強固に結合しており,保持時間の安定性は満足できるものであった。また,塩を含む移動相を用いるときは,移動相にSDSを適量添加することによって逆相モードの分離が達成できることがわかった。イオン交換体へのイオン性試薬の導入と除去は可逆的に達成でき,イオン交換樹脂を逆相系充填剤としても使用できることが明らかとなった。また,SDSはミセルを形成する試薬であり,化合物によってはミセルへの分配に基づく蛍光強度の増加を期待することができる。検討した結果,移動相中のSDSの濃度が高くなるとダンシルアミノ酸の蛍光強度が増加することが確認された。更に,SDSを導入した固定相の存在下でダンシルアミノ酸を蛍光検出したところ,10〜40倍の検出感度の改善が確認された。但し,この場合,固定相にミセルが存在するか否かは確認できなかった。以上のように,陰イオン交換樹脂にSDSを導入することによって新たな保持機能を発現させることができ,更にオンカラム蛍光検出により感度が改善されることがわかった。本法の原理は他にも多くの応用が可能であると考えられる。

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-04-01   Modified: 2016-04-21  

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