Project/Area Number |
05660081
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
応用微生物学・応用生物化学
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
河村 富士夫 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 助教授 (10126039)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1993: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | 枯草菌 / 胞子形成 / 細胞分化 / 遺伝子発現制御 |
Research Abstract |
(1)今回新たに単離した枯草菌胞子形成能欠損secA変異株(secA12)は50℃でも増殖可能であるが、胞子形成開始期の最も早い時期に、プロテインキナーゼをコードするkinA遺伝子の転写誘導が見られないばかりか通常kinA遺伝子の転写誘導の1時間後に見られるspoOA遺伝子のPsプロモーターからの転写誘導も観察されなかった。(2)kinA遺伝子の転写は胞子形成開始シグマ因子σ^Hを含むRNAポリメラーゼEσ^Hにより行われるが、このσ^Hは胞子形成開始期に安定化(活性化)されることが示唆されている。secA12株でσ^Hの安定化を抗σ^H抗体を用いて調べたところσ^Hの安定化が正常に起きていることが判明した。このことは,kinA遺伝子の転写にはEσ^Hプラスαの未知の転写補助因子が必要なのか,あるいはσ^Hの安定化とEσ^Hの形成が二段階で起こり,σ^HをRNAポリメラーゼのコアに結合させるステップにSecA蛋白質が直接もしくは関接に関与していることを示唆している。(3)secA12変異は変異株のDNAのサブクローニングを行いその塩基配列を野生株のものと比較したところsecA12表現型を与えるDNA断片の中で唯一N末から515番目のSer(TCA)→Leu(TTA)への一塩基置換であった。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)