Project/Area Number |
05660114
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Bioproduction chemistry/Bioorganic chemistry
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
北原 武 東京大学, 農学部, 助教授 (40087573)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1993: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | N-アルキルフェナジノン / ラバンデュシアニン / N-アリルフェナジノン / N-プレニルフェナジノン / 抗腫瘍性フェナジン類 |
Research Abstract |
N-アルキルフェナジン類は多様な生物活性を持つが、N-メチル体のような簡単なものを除いては合成法がなく誘導体を含めた合成がなされていなかった。 筆者らは従来にない手法を用いることにより複雑なアルキル鎖を持つN-置換フェナジン類の合成法を開発することに成功した。非常に活性化されたアルキル化剤を用い、保護されたヒドルキシフェナジンをアルキル化すると一挙に目的のフェナジノン類の骨格を与えた。 この方法によりテストスラロン還元酵素阻害作用を持ち、また抗腫瘍性を有するラバンデュシアニンの最初の合成を完成させた。本法の改良・応用を検討中であり、一連の置換フェナジノン系抗生物質の合成への展開が進んでいる。又さらにフェナジンラクトン類の基本骨格の合成が可能となっており、各種天然物・誘導体合成が進行している。
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