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ラット胎仔精巣の精細管の形成における細胞内骨格の動態

Research Project

Project/Area Number 05660359
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Basic veterinary science/Basic zootechnical science
Research InstitutionAzabu University

Principal Investigator

山本 雅子  麻布大学, 獣医学部, 助教授 (50130901)

Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1993: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Keywords胎仔 / 精巣 / 精細管形態形成 / サイトケラチン / 蛍光抗体染色 / 細胞内骨格 / 器官培養
Research Abstract

ラット胎仔精巣の形態形成を検討するため、胎齢13日から16日の胎仔精巣を各種条件下で2日〜4日間培養し、次のような結果を得た。
1.培養液の種類と牛新生児血清の添加の効果(1)Medium CMRL1066を用いて培養すると、血清を加えない場合は、いずれの胎齢(ただし胎齢13日は除く)でも精細管の形成が起きたが、血清を加えると精細管形成が起こりにくくなり、血清の濃度が高いほど、この傾向は強かった。(2)Medium199を用いて培養すると、血清を加えない場合は、全く精細管は形成されなかった。しかし、血清を加えるとほとんどの場合において精細管形成が起きた。(3)RPMI Medium1640を用いて培養すると、(2)のMedium199の場合とほぼ同様な結果が得られた。
2.黄体ホルモン(LH)の影響:1.の結果を踏まえて、ホルモンの影響を検討するためには、血清を加えなくても精細管の形成が起きるMedium CMRL1066を用いた。LHを0.05,0.1,0.2I.U./ml培養液に加えて精巣を培養したところ、いずれの濃度においても精細管の形成に差異は認められなかった。以上の精細管の形成程度を判定する材料として、通常の染色をした組織の光学顕微鏡による観察以外に、細胞内骨格のひとつであるサイトケラチンの抗血清を用いて、蛍光抗体染色を行った。精細管の形成は原始生殖細胞を数個のセルトリ細胞が囲い込むことから始まる。このセルトリ細胞内にサイトケラチンは存在し、精細管形成にも関わりを持つと考えた。しかしながら、上記のいずれの場合も、セルトリ細胞内のサイトケラチンの存在の仕方には差異は認められなかった。
以上の結果から、ラット胎生期の精巣の精細管形成には黄体ホルモンは影響を及ぼさないこと、種々の条件下において光学顕微鏡レベルでのサイトケラチンは変化しないことが明らかになった。しかしながら、セルトリ細胞内のサイトケラチンの動態は、光学顕微鏡レベルでは、判断しかねる部分が大きいので、今後は電子顕微鏡レベルにおいて検討したいと考える。

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-04-01   Modified: 2016-04-21  

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